アークマイニング（2013年生、母マスターマイン）

アークマイニング（2013年4月17日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「箱舟＋発見」。毛色は栗毛。種牡馬のカネヒキリ（当時11歳）と交配したマスターマインが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）岡田牧場。2017年のフェアリーカップ(一般牝M3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

2歳のとき、目名共同トレーニングセンターから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、門野文典によって550.8万円で落札された。

大根田裕之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

9月12日、デビュー戦は国分恭介騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は500kg。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に敗れた。

10月11日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

10月31日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で国分恭介騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい7着に敗れた。

12月12日、中5週で迎えた4戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したオースミハナチャンにクビ差届かず2着に惜敗した。

3歳（2016年）

1月10日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

1月31日、中2週で迎えた6戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

6月18日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は幸英明騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず最後はデイジーフローラと並んで7着同着となった。

7月16日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

8月24日、中5週で迎えた9戦目は、3歳戦の神鍋山特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

10月16日、中7週で迎えた10戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、一般B2三（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。

10月31日、中1週で迎えた11戦目は、一般B2三（盛岡ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のゼンノブショウに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月13日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、おさかなグルメのまち大船渡賞（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋悠里騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

11月27日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた13戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、奥入瀬ろまんパーク賞（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキャンディッドに6馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

12月26日、中3週で迎えた14戦目は、おおつち鯨山トレッキング賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスクリーンハッピーを猛烈な末脚でクビ差だけ差し切って3勝目を獲得した。

4歳（2017年）

3月8日、中9週で迎えた15戦目は、春蘭特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（5戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のインクレディブルをクビ差振り切って4勝目を奪取した。

4月22日、中5週で迎えた16戦目は、観桜特別（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったダイワマッジョーレに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

5月7日、中1週で迎えた17戦目は、震災復興子ども達に夢と笑顔を立夏特別（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のボンカマラードに1馬身半の差をつけて5勝目を奪取した。

6月4日、中3週で迎えた18戦目は、麦秋特別（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（3戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は力尽きて9着に敗れた。

6月19日、中1週で迎えた19戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、水無月特別（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のオープンベルトに4馬身の差をつけて6勝目を獲得した。

7月15日、中3週で迎えた20戦目は、牝馬限定M3のフェアリーカップ（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、勝ったミラクルフラワーに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

7月31日、中1週で迎えた21戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、立秋特別（盛岡ダート1600m 雨/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

9月9日、中5週で迎えた22戦目は、白露特別（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、スパンコールに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

10月9日、中3週で迎えた23戦目は、神無月特別（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

10月22日、中1週で迎えた24戦目は、R.クアトロ騎手を鞍上に迎えて、菊花特別（盛岡ダート1600m 雨/不良）に出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

11月6日、中1週で迎えた25戦目は、霜月特別（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は高松亮騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

11月18日、中1週で迎えた26戦目は、小雪特別（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（5戦1勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったヴィグラスムーヴに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

12月4日、中1週で迎えた27戦目は、師走特別（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は村上忍騎手（4戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

12月31日、中3週で迎えた28戦目は、2017ファイナル特別（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（5戦3勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入った。

5歳（2018年）

3月25日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から11kg減らして迎えた29戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、春分特別（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、勝ったビッグバンドジャズに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

4月7日、中1週で迎えた30戦目は、陽春特別（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は村上忍騎手（6戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた31戦目は、仲春特別（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は菅原辰徳騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

5月20日、中3週で迎えた32戦目は、木村直輝騎手を鞍上に迎えて、青葉特別（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた33戦目は、麦秋特別（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は菅原辰徳騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた34戦目は、夏至特別（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原辰徳騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のマイネルバローネに1馬身3/4の差をつけて7勝目を手にした。

7月14日、中3週で迎えた35戦目は、牝馬限定オープンのフェアリーカップ（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原辰徳騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

8月26日、中5週で迎えた36戦目は、牝馬限定M1のビューチフルドリーマーカップ（水沢ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（6戦1勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

9月9日、中1週で迎えた37戦目は、白露特別（水沢ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は菅原辰徳騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

10月7日、中3週で迎えた38戦目は、寒露特別（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原辰徳騎手（6戦1勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた39戦目は、菊花特別（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原辰徳騎手（7戦1勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったハイパーチャージにねじ伏せられて4馬身差の2着となった。

11月5日、中1週で迎えた40戦目は、霜月特別（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原辰徳騎手（8戦1勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

12月15日、中5週で迎えた41戦目は、もみの木特別（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は村上忍騎手（7戦3勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

6歳（2019年）

3月24日、約3か月半の休み明けで迎えた42戦目は、奥州商工会議所青年部賞（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は菅原辰徳騎手（9戦1勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

4月8日、中1週で迎えた43戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、エイプリルカップ（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

5月15日、中4週で迎えた44戦目は、木之前葵騎手を鞍上に迎えて、一般A4（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。