マイネルカロン（2014年生、母ゴールデンベティー）

マイネルカロン（2014年4月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋美（ギリシャ語）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時18歳）と交配したゴールデンベティーが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はタバタファーム。戦績は、中央平地2戦0勝、地方27戦8勝2着7回。主な勝ち鞍は2017年のカッコウ特別。

経歴

デビュー前

1歳のとき、タバタファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、タバタファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって432万円で落札された。

ラフィアンターフマンクラブにて総額1,300万円（13万×100口）で一口馬主が募集された。

高橋祥泰厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

10月16日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

11月6日、中2週で迎えた2戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に終わった。

3歳（2017年）

2月9日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のベストレイン特別（船橋ダート1600m 雨/稍重）に出走。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に終わった。

3月17日、中4週で迎えた4戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

3月31日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のニューフェイスに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4月13日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で宇都英樹騎手（2戦1勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では見事な伸び脚を見せたが、アルティマックスにアタマ差交わされて2着となった。

4月20日、連闘で迎えた7戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で宇都英樹騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、抜け出したラブパンチにクビ差届かず2着に惜敗した。

5月3日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で宇都英樹騎手（4戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るピーチメルバを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

5月17日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で宇都英樹騎手（5戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のトミケンキパジを3/4馬身振り切って単勝一倍台の評価に応えた。

5月23日、連闘で迎えた10戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のかるがも特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のゴールドトランプに3馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

6月6日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦のキング（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（6戦3勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったポルタディソーニに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

6月20日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦のかもめ特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（7戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったポルタディソーニに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

7月17日、中3週で迎えた13戦目は、3歳戦のカッコウ特別（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で宇都英樹騎手（8戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のブレードクィーンをクビ差振り切って断然人気に応えた。

8月8日、中2週で迎えた14戦目は、小出浩平☆誕生日記念☆（名古屋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で宇都英樹騎手（9戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったウォーターディルに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

8月21日、中1週で迎えた15戦目は、天の川特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で宇都英樹騎手（10戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のコウエイサムライに1馬身半の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

9月5日、中1週で迎えた16戦目は、バーベナ特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で宇都英樹騎手（11戦5勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月13日、中4週で迎えた17戦目は、3歳地方重賞の岐阜金賞（笠松ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で宇都英樹騎手（12戦5勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

4歳（2018年）

3月13日、約5か月の休み明けで迎えた18戦目は、うお座特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で宇都英樹騎手（13戦5勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

4月10日、中3週で迎えた19戦目は、廣岡紀雄定年退職1年前祝杯（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で宇都英樹騎手（14戦5勝）。8頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、ミラクルシップにハナ差交わされて2着に惜敗した。

5月2日、中2週で迎えた20戦目は、一般B4（名古屋ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で宇都英樹騎手（15戦5勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた21戦目は、五月特別（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で宇都英樹騎手（16戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月22日、連闘で迎えた22戦目は、水無月特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で宇都英樹騎手（17戦5勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では素晴らしい伸び脚で驀進したが、カフジバッカスに3/4馬身交わされて2着となった。

6月5日、中1週で迎えた23戦目は、一般B3（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で宇都英樹騎手（18戦5勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエナジーウイングを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って制した。

6月20日、中1週で迎えた24戦目は、一般A6（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は14戦連続で宇都英樹騎手（19戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のマントンに1馬身半の差をつけて優勝

7月31日、中5週で迎えた25戦目は、一般C1 C2（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦1勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に敗れた。

8月17日、中1週で迎えた26戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C1 C2（大井ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

8月30日、中1週で迎えた27戦目は、一般C1 C2（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

9月27日、中3週で迎えた28戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、一般C1十三十四（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた29戦目は、大正ロマン光庭園賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で達城龍次騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に終わった。