ロングハヤブサ（1981年生、母タケノエリス）

ロングハヤブサ（1981年3月19日）は、日本の競走馬、種牡馬。1983年にJRA賞最優秀3歳牡馬を受賞した。毛色は鹿毛。種牡馬のラツキーソブリン（当時7歳）と交配したタケノエリスが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）武岡牧場。戦績は、中央平地24戦7勝2着3回。1986年のマイラーズカップ(G2)に勝利した他、1986年のマイルチャンピオンシップ(G1)で3着に入るなど、重賞2勝を挙げた。

経歴

1歳（1983年）

9月3日、7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったセリーヌバンブーからクビ差の2着に甘んじた。

9月18日、8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のフジノレイメイに2馬身の差をつけてトップでゴールに飛び込んだ。

10月8日、9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のアジサイに8馬身の差をつけて勝利を掴んだ。

11月5日、12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のトウホーカムリに3馬身半の差をつけて勝利を収めた。

12月11日、8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のヤマノスキーをクビ差制して勝利をモノにした。

2歳（1984年）

10月21日、18頭立ての8番人気で16番ゲートからスタート。13着に敗れた。

11月11日、18頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。18着に終わった。

12月16日、14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3歳（1985年）

1月6日、10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。4着に敗れた。

2月3日、16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。10着に敗れた。

2月24日、14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。4着に終わった。

3月31日、16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月21日、12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、2着のネーハイアンサーに半馬身の差をつけて勝利を挙げた。

5月12日、16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月9日、14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

5歳（1986年）

2月23日、G2のマイラーズカップ（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のマツコトブキに1馬身1/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

3月16日、G3のスプリンターズステークス（中山芝1200m 外回り曇/重）に出走。鞍上は菅原泰夫騎手。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では物凄い伸び脚で驀進したが、勝ったドウカンテスコにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

4月20日、G2の京王杯スプリングカップ（東京芝1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原泰夫騎手。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

5月11日、G1の安田記念（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原泰夫騎手。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

6月8日、ハンデG3の阪急杯（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るホリノカチドキを上がり2位の末脚で半馬身差し切って1着ゴールを果たした。

6月22日、G2の高松宮杯（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手。18頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

10月4日、オパールステークス（京都芝1200m 晴/良）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したイブキバレリーナを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

10月26日、G2のスワンステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で南井克巳騎手。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

11月16日、G1のマイルチャンピオンシップ（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で南井克巳騎手。18頭立ての5番人気で17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。