ピガース（1999年生、母ニットウローマン）

経歴

デビュー前

1歳のとき、藤沢澄雄から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。同年、日東牧場から「北海道10月市場サラブレッド2歳」に上場され、川島るみによって472.5万円で落札された。

2歳（2001年）

12月21日、デビュー戦は石崎隆之騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は461kg。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ややハイペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい6着に敗れた。

3歳（2002年）

3月29日、約3か月半の休み明けで迎えた2戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

12月6日、約8か月半の休養明けで迎えた3戦目は、佐藤裕太騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで崩れずに走り抜いたが、フロディーアピールにクビ差交わされて2着に甘んじた。

4歳（2003年）

2月6日、中8週で迎えた4戦目は、4歳（船橋ダート1400m 内回り晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のスノーキャロットに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

3月25日、中6週で迎えた5戦目は、4歳（船橋ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

4月8日、中1週で迎えた6戦目は、一般C3五ア（船橋ダート1400m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、スプリングフライトに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

4月30日、中2週で迎えた7戦目は、一般C3四ア（船橋ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、リスポンスキセキに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

5歳（2004年）

2月10日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、高橋利幸騎手を鞍上に迎えて、一般C3四イ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて、最後は2着のフジノウナバラに2馬身半の差をつけて久々の一戦を物にした。

3月23日、中5週で迎えた9戦目は、一般C3三イ（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋利幸騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って6着に敗れた。

4月14日、中2週で迎えた10戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、一般C3四ア（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

5月7日、中2週で迎えた11戦目は、一般C3四ア（船橋ダート1400m 内回り晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のヨシノマーベラスに1馬身の差をつけて3勝目を収める

5月27日、中2週で迎えた12戦目は、一般C3二ア（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（6戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

6月17日、中2週で迎えた13戦目は、一般C3二ア（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

7月27日、中5週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた14戦目は、一般C3四イ（船橋ダート1400m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま精一杯の粘りで持ち堪えて、最後は2着のソヤノヒマワリに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

8月18日、中2週で迎えた15戦目は、一般C3五六（大井ダート1500m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（3戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた16戦目は、一般C3一イ（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

9月24日、中2週で迎えた17戦目は、一般C3一イ（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で内田博幸騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に敗れた。