シゲルハンベイ（2007年生、母ミスグランドコーホ）

シゲルハンベイ（2007年5月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋竹中半兵衛より」。毛色は栗毛。種牡馬のトワイニング（当時16歳）と交配したミスグランドコーホが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は及川ミツ子。戦績は、中央平地26戦0勝、中央障害1戦0勝、地方11戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は2011年の一般C2十一十二。

経歴

デビュー前

1歳のとき、及川ミツ子から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、及川ミツ子から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、森中蕃によって189万円で落札された。

小島貞博厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2010年）

3月21日、デビュー戦は田嶋翔騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。馬体重は480kg。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

4月18日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田嶋翔騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

5月16日、中3週で迎えた3戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての18番人気で6番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

6月5日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、6着に終わった。

7月18日、中5週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は田嶋翔騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

8月14日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、6着に終わった。

4歳（2011年）

3月2日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から9kg戻して迎えた7戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、4歳（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

4月14日、中5週で迎えた8戦目は、一般C3三四（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のトーセンナックスに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月6日、中2週で迎えた9戦目は、一般C3二三ア（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったヴィクトワールに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

5月20日、中1週で迎えた10戦目は、一般C3一二（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

6月16日、中3週で迎えた11戦目は、一般C3一二三（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山崎誠士騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のグッドナイトチーフに約12馬身の大差をつけて制した。

10月4日、約3か月半の休養明けで迎えた12戦目は、一般C3一（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山崎誠士騎手（5戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では豪脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のフォルセティに2馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

10月28日、中2週で迎えた13戦目は、一般C2九十（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山崎誠士騎手（6戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

11月11日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2十一十二（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で山崎誠士騎手（7戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るガイアクローバーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて4勝目を奪取した。

12月14日、中4週で迎えた15戦目は、一般C2五六七（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で山崎誠士騎手（8戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目覚ましい伸びを見せたが、伸びてきたフェイスレックレス決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

5歳（2012年）

1月6日、中2週で迎えた16戦目は、一般C3一二三（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で山崎誠士騎手（9戦4勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のベンスプライトに2馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

2月5日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

3月3日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（2戦0勝）。15頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた19戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では超凡な末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

4月7日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。

4月29日、中2週で迎えた21戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では見せ場なく16着に敗れた。

5月13日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた22戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、6着を確保した。

6月3日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

7月22日、中6週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた24戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びを欠き14着に終わった。

8月11日、中2週で迎えた25戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい15着に終わった。

9月1日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は国分恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

9月29日、中3週で迎えた27戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、4着に入った。

10月28日、中3週で迎えた28戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は高倉稜騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

11月10日、中1週で迎えた29戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。

12月8日、中3週で迎えた30戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

12月22日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた31戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

6歳（2013年）

1月27日、中4週で迎えた32戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は高倉稜騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

2月17日、中2週で迎えた33戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

3月16日、中3週で迎えた34戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を披露し、4着に入り込んだ。

3月30日、中1週で迎えた35戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

4月27日、中3週で迎えた36戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では決め手に欠いて13着に終わった。

7歳（2014年）

1月25日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から36kg増やして迎えた37戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。10着に終わった。

5月5日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から29kg絞って迎えた38戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、菊池川特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。