グレーターロンドン（2012年生、母ロンドンブリッジ）
Greater London
2012.05.23
グレーターロンドン（2012年5月23日）は、日本の競走馬、種牡馬。馬名の意味は「大＋母名の一部。母ロンドンブリッジをしのぐ活躍を願って」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時10歳）と交配したロンドンブリッジが18歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地15戦7勝2着1回。2017年の安田記念(G1)で4着に入った他、2018年の中京記念(ハンデG3)に勝利するなどの活躍をした。
プロフィール
基本情報
- 通算成績
- 15戦7勝 [7-1-2-5/15]
- 総賞金国内
- 1億6,779万円
- 生年月日
- 2012年5月23日
- 出生国
- 日本
- 品種
- サラブレッド
- 性別
- 牡
- 毛色
- 鹿毛
- 厩舎
- 大竹正博美浦
- 馬主
- 窪田芳郎
- 生産者
- （株）下河辺牧場
- 抹消情報
- 中央：2018年11月1日抹消
性質分析
- 距離適性
- コース適正
- 馬場適正
- 成長
- 馬体重
- 脚質
- 出脚
- 末脚
- スタミナ
- 出走回数
回収率
血統
概要
母のロンドンブリッジは中央重賞1勝（京都芝[1400m]）。祖母のオールフオーロンドンは海外26戦3勝。父のディープインパクトは中央G1・7勝（京都芝[3勝:2200-3200m],中山芝[2勝:2000-2500m],東京芝[2勝:2400m]）。
近親馬
※活躍馬のみ。7代内クロス
| 種別 | 馬名 | クロス | 血量 |
|---|---|---|---|
| き | Pharamond＝Sickle | 6×7 | 2.34% |
| 牡 | Northern Dancer | 5×4*5 | 12.5% |
| 牡 | Mahmoud | 6*7×7 | 3.12% |
| 牡 | Court Martial | 6*7×7 | 3.12% |
| 牡 | Borealis | 6×7 | 2.34% |
| 牡 | Nearco | 7*7×6*7 | 3.9% |
| 牡 | Petition | 7×6 | 2.34% |
| 牡 | Princequillo | 7×6*7 | 3.12% |
| 牡 | Sun Again | 7×7 | 1.56% |
| 牡 | Bull Lea | 7×7 | 1.56% |
| 牡 | Hyperion | 7*7×7 | 2.34% |
| 牡 | Fair Trial | 7×7 | 1.56% |
| 牡S | Turn-to | 5*7 | 3.9% |
| 牡S | Blue Larkspur | 7*7 | 1.56% |
| 牡S | Sir Gallahad | 7*7 | 1.56% |
| 牡S | Blenheim | 7*7 | 1.56% |
| 牡M | Prince John | 5*6 | 4.68% |
| 牡M | Djebel | 7*7 | 1.56% |
| 牝 | Almahmoud | 5*7×6*7 | 6.25% |
| 牝 | Pocahontas | 5×7 | 3.9% |
| 牝 | Banish Fear | 6×7 | 2.34% |
5代血統表
血統分類
- サイアーライン
- サンデーサイレンス系
- ファミリーナンバー
- 22-b
レース成績
経歴
デビュー前
大竹正博厩舎（美浦）へ入厩。
3歳（2015年）
2月14日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のルールザユニバースに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。
4月4日、中6週で迎えた2戦目は、3歳500万下の山吹賞（中山芝2200m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛進したが、伸びてきたレッドライジェル決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。
10月31日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて16番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のディアコンチェルトをクビ差振り切って久方ぶりの実戦をモノにした。
4歳（2016年）
11月12日、約12か月半の休み明けで迎えた4戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1600m 晴/稍重）に出走。17頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のエンジニアを3/4馬身振り切って久しぶりの実戦を制した。
12月3日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、3歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のデルカイザーをハナ差振り切って4勝目を獲得した。
5歳（2017年）
1月29日、中7週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた6戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の節分ステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（2戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では異次元の末脚を爆発させて前にいた11頭をごぼう抜きし、最後は2着のオートクレールに1馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。
3月12日、中5週で迎えた7戦目は、東風ステークス（中山芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田辺裕信騎手（3戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線に入ると、前で粘るダイワリベラルを豪快な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。
6月4日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、G1の安田記念（東京芝1600m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、4着に入った。
10月8日、約4か月の休養明けで迎えた9戦目は、G2の毎日王冠（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（4戦4勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。
10月29日、中2週で迎えた10戦目は、G1の天皇賞（秋）（東京芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（5戦4勝）。18頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。最後は勢いを失って9着に敗れた。
12月17日、中6週で迎えた11戦目は、ディセンバーステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（6戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。
6歳（2018年）
2月4日、中6週で迎えた12戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、G3の東京新聞杯（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。
3月31日、中7週で迎えた13戦目は、ハンデG3のダービー卿チャレンジトロフィー（中山芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（7戦4勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。
5月12日、中5週で迎えた14戦目は、G2の京王杯スプリングカップ（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（8戦4勝）。18頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では超凡な末脚を披露したが、4着に終わった。
7月22日、中9週で迎えた15戦目は、ハンデG3の中京記念（中京芝1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（9戦4勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のロジクライを3/4馬身振り切って待望の重賞初制覇を果たした。