パテティーク（2013年生、母コスモパルムドール）

パテティーク（2013年2月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「感動的、悲壮（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤマックス（当時14歳）と交配したコスモパルムドールが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ビッグレッドファーム。主な勝ち鞍は2018年の金木犀特別(一般B3四)。

経歴

デビュー前

栗田徹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

11月7日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。18頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、4着に終わった。

11月28日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

3歳（2016年）

1月30日、中8週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1400m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

3月5日、中4週で迎えた4戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず12着に敗れた。

4月12日、中4週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた5戦目は、3歳戦のナイスハルター特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は柴田大知騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

8月13日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から15kg絞って迎えた6戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。12着に終わった。

10月18日、中8週で馬体重を前走から20kg戻して迎えた7戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダイエーカチドキに約11馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

11月3日、中1週で迎えた8戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、週刊競馬ブック賞（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

11月23日、中2週で迎えた9戦目は、一般C2八九（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は西啓太騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に敗れた。

4歳（2017年）

1月2日、中5週で迎えた10戦目は、一般C2七八九（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

1月18日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2六七八（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は西啓太騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のマスオに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

2月22日、中4週で迎えた12戦目は、アメジスト特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西啓太騎手（3戦2勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって8着に敗れた。

3月2日、連闘で迎えた13戦目は、陽春特別（川崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で西啓太騎手（4戦2勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったメインアクトに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

3月27日、中3週で迎えた14戦目は、ハンデ戦のアカシア特別（浦和ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で西啓太騎手（5戦2勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、勝ったイデアシュリューに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

5月10日、中5週で迎えた15戦目は、一般C1八九（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で西啓太騎手（6戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

5月30日、中2週で迎えた16戦目は、一般C1六七八（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で西啓太騎手（7戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

10月20日、約5か月の休養明けで迎えた17戦目は、ハンデ戦の一般C1 C2（浦和ダート800m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で西啓太騎手（8戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、トウカイストラーダにハナ差交わされて2着に甘んじた。

11月21日、中4週で迎えた18戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、冬菊特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手に欠いて10着に敗れた。

12月18日、中3週で迎えた19戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、春待月特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るトップフェイスを強烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

5歳（2018年）

4月5日、約3か月半の休養明けで迎えた20戦目は、ブレークスルー賞（川崎ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びを欠き12着に敗れた。

4月23日、中2週で迎えた21戦目は、バラのまち中央区賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず12着に敗れた。

5月11日、中2週で迎えた22戦目は、牝馬限定戦のホトトギス賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で本田正重騎手（3戦1勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は失速してしまい8着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた23戦目は、西区水と緑と花のまち賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で本田正重騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のワンダーヘーヒストに8馬身の差をつけて4勝目を手にした。

6月13日、中1週で迎えた24戦目は、牝馬限定戦のドラゴンポテトグランプリ獲得記念（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で本田正重騎手（5戦2勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、グレートコマンダーにハナ差交わされて2着に惜敗した。

7月6日、中2週で迎えた25戦目は、一般C1四五（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で本田正重騎手（6戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を奪い、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

7月16日、中0週で迎えた26戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、大宮夏まつり賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では天賦の負けじ心を発揮してゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

8月7日、中2週で迎えた27戦目は、保園翔也騎手を鞍上に迎えて、立秋特別（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のグマナスティに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月5日、中3週で迎えた28戦目は、爽秋特別（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で保園翔也騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の強い精神力でなんとか走り抜いたが、ツーエムアリエスに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

9月28日、中2週で迎えた29戦目は、金木犀特別（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で保園翔也騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして、最後は2着のサーヒューストンをアタマ差振り切って6勝目を手に入れた。

6歳（2019年）

1月29日、約4か月の休養明けで迎えた30戦目は、瀧川寿希也騎手を鞍上に迎えて、ヴィクトリーチャレンジ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい13着に敗れた。

2月14日、中1週で迎えた31戦目は、マルチウイン特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は一杯になって12着に終わった。

3月13日、中3週で迎えた32戦目は、ハンデ戦の楽天競馬賞（船橋ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は瀧川寿希也騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に敗れた。

8月31日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた33戦目は、牝馬限定戦の夏だ野菜を食べよう記念（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は保園翔也騎手（3戦2勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた34戦目は、秋晴特別（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は西啓太騎手（9戦2勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。