フジクラウン（2019年生、母ベルモントレーヌ）

Fuji Crown

2019.05.09

フジクラウン（2019年5月9日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のリーチザクラウン（当時13歳）と交配したベルモントレーヌが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は中川 欽一。2022年のイーハトーブマイル(M3)に勝利した他、2022年の東北優駿（岩手ダービー）(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、中川欽一から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、富士ファームによって220万円で落札された。

瀬戸幸一厩舎（水沢）へ入厩。

2歳（2021年）

6月6日、デビュー戦は菅原辰徳騎手を鞍上に据えて、2歳戦のファーストステップ（水沢ダート850m 曇/稍重）に出走。馬体重は462kg。6頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、エムティエースに交わされて1馬身差の2着に敗れた。

6月22日、中1週で迎えた2戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、2歳（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったコパノセントルイスに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

8月29日、中9週で迎えた3戦目は、2歳（盛岡ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は菅原辰徳騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のプッシュトゥパスに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月29日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から25kg増やして迎えた4戦目は、2歳B1（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原辰徳騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

3歳（2022年）

3月11日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、3歳B1（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で菅原辰徳騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に敗れた。

4月5日、中3週で迎えた6戦目は、3歳B2一（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で菅原辰徳騎手（4戦1勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

4月18日、中1週で迎えた7戦目は、3歳B1（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で菅原辰徳騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のキモンストレートに3馬身の差をつけて2勝目を手にした。

5月15日、中3週で迎えた8戦目は、3歳戦の#異時空旅賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で菅原辰徳騎手（6戦2勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、勝ったセイシーキングを3/4馬身捉え切れず2着となった。

5月29日、中1週で迎えた9戦目は、3歳M3のイーハトーブマイル（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で菅原辰徳騎手（7戦2勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るカクテルライトを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月14日、中1週で迎えた10戦目は、3歳M1の東北優駿（岩手ダービー）（水沢ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で菅原辰徳騎手（8戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったグットクレンジングに詰め切れず、約10馬身差の2着に敗北した。

4歳（2023年）

3月8日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、安藤洋一騎手を鞍上に迎えて、一般B3五（大井ダート1600m 内回り 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

デビュー前

1歳のとき、中川欽一から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、富士ファームによって220万円で落札された。

岡野尚光厩舎（大井）へ入厩。

3月31日、デビュー戦は安藤洋一騎手を鞍上に据えて、弁天橋賞（大井ダート1650m 晴/重）に出走。馬体重は504kg。9頭立ての10番ゲートからスタート。競走除外となった。