トゥルーオトメ（2004年生、母ツジノオトメ）

トゥルーオトメ（2004年2月15日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「真実＋母名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時6歳）と交配したツジノオトメが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）新冠橋本牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方24戦7勝2着7回。主な勝ち鞍は2008年の十和田湖国境祭レース(一般B2七)。

経歴

デビュー前

和田正道厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

1月14日、デビュー戦は穂苅寿彦騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は504kg。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では速い脚を使えず13着に終わった。

2月17日、中4週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で穂苅寿彦騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びを欠き14着に終わった。

3月31日、中5週で迎えた3戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

11月17日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から19kg減らして迎えた4戦目は、板垣吉則騎手を鞍上に迎えて、一般C3十二（水沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

12月22日、中4週で迎えた5戦目は、一般C3十二（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で板垣吉則騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、スモーキークォーツに3/4馬身交わされて2着となった。

4歳（2008年）

1月2日、中1週で迎えた6戦目は、一般C3十（水沢ダート1300m 小雪/不良）に出走。鞍上は3戦連続で板垣吉則騎手（2戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ナイトステルスにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

3月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、菊ヤ商事カップ（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で板垣吉則騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコスモシュプールに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

4月7日、中2週で迎えた8戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、一般C2九（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ハウプトローレに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

4月19日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2六（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は板垣吉則騎手（4戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ニッポートップオーに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

5月4日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2七（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で板垣吉則騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のゴールドザイオンに2馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

5月25日、中2週で迎えた11戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で板垣吉則騎手（6戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、クイックフローにクビ差交わされて2着に甘んじた。

6月1日、連闘で迎えた12戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で板垣吉則騎手（7戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のグリーントマトに7馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

6月9日、連闘で迎えた13戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で板垣吉則騎手（8戦3勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のクードゥフードルをハナ差振り切って勝利を手中に収めた。

6月21日、中1週で迎えた14戦目は、一般C1四（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で板垣吉則騎手（9戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のコスモスパングルを3/4馬身振り切って制した。

7月6日、中1週で迎えた15戦目は、マリオス20F スカイメトロ杯（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で板垣吉則騎手（10戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のフェイロンに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

7月27日、中2週で迎えた16戦目は、一般B2七（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で板垣吉則騎手（11戦6勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

8月24日、中3週で迎えた17戦目は、一般B2七（水沢ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で板垣吉則騎手（12戦6勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、カリズマウイッシュにクビ差交わされて2着に甘んじた。

9月6日、中1週で迎えた18戦目は、十和田湖国境祭レース（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で板垣吉則騎手（13戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のヒメツバキを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

9月23日、中1週で迎えた19戦目は、一般B2六（盛岡ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は11戦連続で板垣吉則騎手（14戦7勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、トミケンルビーに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

11月9日、中6週で迎えた20戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の一般C1九 C2四（大井ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい12着に敗れた。

12月16日、中4週で迎えた21戦目は、一般C1六（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に敗れた。

5歳（2009年）

1月2日、中1週で迎えた22戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五六（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

1月28日、中3週で迎えた23戦目は、一般C2六七（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は酒井忍騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2十1112（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた25戦目は、一般C2九十（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（4戦0勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に敗れた。

6月17日、約3か月半の休み明けで迎えた26戦目は、拜原靖之騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八九（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

7月17日、中3週で迎えた27戦目は、一般C2 11（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で拜原靖之騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。