ファストタイカン（1985年生、母サカエピンキー）

経歴

デビュー前

3歳（1988年）

1月5日、デビュー戦は石塚信広騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は518kg。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり15着に終わった。

1月23日、中2週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石塚信広騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

7月3日、約5か月半の休み明けで迎えた3戦目は、田村正光騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず11着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で田村正光騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るアサクサオレゴンを次元の違う末脚でアタマ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

7月30日、中1週で迎えた5戦目は、武藤善則騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の赤湯特別（福島芝2000m 曇/重）に出走。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

8月20日、中2週で迎えた6戦目は、横田吉光騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

9月3日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上400万下の八海山特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横田吉光騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

11月6日、中8週で迎えた8戦目は、4歳以上400万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は田村正光騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったキリナイスに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

4歳（1989年）

1月16日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、5歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田村正光騎手（3戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマルサンベーリーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は9馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

3月5日、中6週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた10戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田村正光騎手（4戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったヒダカリュウリンにねじ伏せられてクビ差の2着に惜敗した。

4月2日、中3週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の勝浦特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田村正光騎手（5戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のカントリタイヨーをクビ差振り切って3勝目を収める

4月30日、中3週で迎えた12戦目は、ハンデ戦でオープンのメトロポリタンステークス（東京芝2300m 晴/良）に51.5kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で田村正光騎手（6戦3勝）。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

5月28日、中3週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で5歳以上1400万下のむらさき賞（東京芝1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で田村正光騎手（7戦3勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい7着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で5歳以上1400万下のジューンステークス（東京芝2400m 小雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で田村正光騎手（8戦3勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず4着に終わった。

7月23日、中5週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下の麒麟山特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で田村正光騎手（9戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

9月10日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、4歳以上900万下の江戸川特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で田村正光騎手（10戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月7日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の赤富士賞（東京芝2200m 雨/良）に出走。鞍上は10戦連続で田村正光騎手（11戦3勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

10月28日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は11戦連続で田村正光騎手（12戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

12月2日、中4週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の南総特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で田村正光騎手（13戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったロングランシチーにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

5歳（1990年）

3月4日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は13戦連続で田村正光騎手（14戦3勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では稲妻の如き末脚を発揮したが、3着に終わった。

4月1日、中3週で迎えた21戦目は、蛯沢誠治騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

4月15日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の勝浦特別（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は田村正光騎手（15戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたマサチューセッツ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

5月4日、中2週で迎えた23戦目は、5歳以上900万下の清里特別（東京ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田村正光騎手（16戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、抜け出したアームバンガードを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

6月3日、中3週で迎えた24戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田村正光騎手（17戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では豪脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のカワジンロッキーを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

9月9日、約3か月半の休み明けで迎えた25戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の江戸川特別（中山ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、4着に終わった。

9月29日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の九十九里特別（中山芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり8着に終わった。

10月21日、中2週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の晩秋特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず4着に敗れた。

11月4日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上900万下の昇仙峡特別（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で蛯名正義騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず4着に終わった。

12月22日、中6週で迎えた29戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は田村正光騎手（18戦4勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、ビューチフルロマンに交わされて1馬身半差の2着となった。

6歳（1991年）

1月5日、中1週で迎えた30戦目は、5歳以上900万下の東雲賞（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田村正光騎手（19戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

2月10日、中4週で迎えた31戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の早春賞（東京ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で田村正光騎手（20戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3月30日、中6週で迎えた32戦目は、5歳以上900万下の勝浦特別（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田村正光騎手（21戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月21日、約4か月の休養明けで迎えた33戦目は、4歳以上900万下の麒麟山特別（新潟ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で田村正光騎手（22戦4勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮し、3着に入った。

8月11日、中2週で迎えた34戦目は、4歳以上900万下の瀬波特別（新潟ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で田村正光騎手（23戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のフジカツラに1馬身1/4の差をつけて5勝目を収める

11月3日、約3か月の間隔を開けて迎えた35戦目は、テレビ静岡賞（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で田村正光騎手（24戦5勝）。15頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず14着に終わった。

7歳（1992年）

4月26日、約6か月の休み明けで迎えた36戦目は、三野宮通騎手を鞍上に迎えて、一般（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月24日、約7か月の休養明けで迎えた37戦目は、中鉢利弘騎手を鞍上に迎えて、霜月特別（上山ダート1800m 晴/重）に出走。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

8歳（1993年）

4月13日、約4か月半の休み明けで迎えた38戦目は、卯月特別（上山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中鉢利弘騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。