グレイスナカヤマ（2011年生、母ラストキャノンズ）

グレイスナカヤマ（2011年5月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「気品＋冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープスカイ（当時6歳）と交配したラストキャノンズが14歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）中山牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方29戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2015年のサガン鳥栖サマーカーニバル記念2015(C1-2)。

経歴

デビュー前

牧光二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

12月7日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

3歳（2014年）

1月6日、中3週で迎えた2戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

3月8日、中8週で迎えた3戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

3月23日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で木幡初也騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では目立つような脚を使えず12着に敗れた。

5月25日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

5月31日、連闘で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

8月17日、中8週で迎えた8戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

10月17日、中8週で迎えた9戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦の木の実賞（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

10月29日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2四五（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

11月17日、中2週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた11戦目は、一般C2三四（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

12月15日、中3週で迎えた12戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、誕生日おめでとう!緑と祐徳の愛は永遠記念（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はバテてしまい6着に終わった。

4歳（2015年）

1月2日、中2週で迎えた13戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六七（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

1月17日、中1週で迎えた14戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、紅梅賞（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に終わった。

2月8日、中2週で迎えた15戦目は、川島拓騎手を鞍上に迎えて、沈丁花賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

2月21日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島拓騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。

3月21日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で川島拓騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に終わった。

4月12日、中2週で迎えた18戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

4月26日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で児島真二騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で児島真二騎手（2戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま精一杯の粘りで持ち堪えて、最後は2着のイッチョマエに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月31日、中2週で迎えた21戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、長崎街道飯塚宿特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

6月14日、中1週で迎えた22戦目は、ヒバリ賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は児島真二騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、トリロジーに交わされて1馬身差の2着となった。

6月28日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で児島真二騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のテイエムトッピモンに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月11日、中1週で迎えた24戦目は、長崎街道原田宿特選（佐賀ダート1750m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で児島真二騎手（5戦2勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では脚が上がってしまい7着に敗れた。

7月25日、中1週で迎えた25戦目は、サガン鳥栖サマーカーニバル記念2015（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で児島真二騎手（6戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るミヤビハカンを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

8月9日、中1週で迎えた26戦目は、山口以和騎手を鞍上に迎えて、オーガスト特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、カシノゼウスに交わされて2馬身差の2着となった。

8月18日、連闘で迎えた27戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、楽天競馬杯（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

9月6日、中2週で迎えた28戦目は、セプテンバー特選（佐賀ダート1400m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は山口以和騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

9月20日、中1週で迎えた29戦目は、長崎街道境原宿特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は川島拓騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は失速してしまい12着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は児島真二騎手（7戦3勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

10月12日、連闘で迎えた31戦目は、秋涼賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は川島拓騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。

11月8日、中3週で迎えた32戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は児島真二騎手（8戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、グッドシーユーに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

11月22日、中1週で迎えた33戦目は、長崎街道北方宿特選（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見所を作れず12着に敗れた。

12月5日、中1週で迎えた34戦目は、長崎街道塚崎宿特選（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。鞍上は児島真二騎手（9戦3勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

12月26日、中2週で迎えた35戦目は、長崎街道鳴瀬宿特選（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は川島拓騎手（5戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が衰えて9着に終わった。

5歳（2016年）

1月4日、連闘で迎えた36戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は児島真二騎手（10戦3勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、バーサーカーに交わされて2馬身半差の2着となった。

1月31日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた37戦目は、ガーネット特選（佐賀ダート1800m 晴/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は山口以和騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。