キングスレガシー（1995年生、母ライトローマン）

キングスレガシー（1995年5月17日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキンググローリアス（当時9歳）と交配したライトローマンが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は原ファーム。戦績は、中央平地8戦0勝2着2回、地方8戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2000年のめいほう杯(一般B2 C1)。

経歴

デビュー前

田所清広厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1998年）

3月28日、デビュー戦は松本達也騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。馬体重は502kg。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

4月12日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未出走（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本達也騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では卓抜な伸びを見せたが、タニノヒンギスに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

4月19日、連闘で迎えた3戦目は、4歳未出走（阪神ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で松本達也騎手（2戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の心肺能力で最後まで敢闘したが、タイヨーテーストに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

11月22日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた4戦目は、山田泰誠騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた5戦目は、荻野要騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

12月12日、連闘で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で荻野要騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が衰えて13着に敗れた。

4歳（1999年）

2月20日、中9週で迎えた7戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる形となり、後続との差を2馬身以上キープして、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

2月28日、連闘で迎えた8戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい14着に敗れた。

8月11日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、一般C2ロ（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のキラリに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月23日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2イ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったスパークボールドから3/4馬身差の2着に敗北した。

9月12日、中2週で迎えた11戦目は、一般C2イ（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

9月30日、中2週で迎えた12戦目は、一般C1ロ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴山雄一騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目覚ましい伸びを見せたが、ローバストリッチにクビ差交わされて2着に惜敗した。

10月14日、中1週で迎えた13戦目は、一般C1（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴山雄一騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のスティートハンサムに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月9日、中7週で迎えた14戦目は、一般A6（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴山雄一騎手（5戦2勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のトーアリズムに3/4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月22日、中1週で迎えた15戦目は、一般A5（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で柴山雄一騎手（6戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

5歳（2000年）

1月9日、中2週で迎えた16戦目は、めいほう杯（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で柴山雄一騎手（7戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて、最後は2着のオグリエンゼルを半馬身振り切って4勝目を掴み取った。