カモンカモンカモン（1990年生、母トキノコウジン）

カモンカモンカモン（1990年3月13日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のナイスダンサー（当時21歳）と交配したトキノコウジンが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）富田牧場。戦績は、中央平地27戦3勝2着7回。主な勝ち鞍は1995年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

長浜博之厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1993年）

1月6日、デビュー戦は河内洋騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、最後はスズカジュピターと並んで5着同着となった。

1月17日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（京都ダート1200m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったメイショウヤシマに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

2月6日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で河内洋騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るネオフライトを強烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

2月28日、中2週で迎えた4戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で河内洋騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

4月4日、中4週で迎えた5戦目は、4歳500万下の君子蘭賞（阪神芝1600m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で河内洋騎手（4戦1勝）。18頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘し、4着に入った。

4月24日、中2週で迎えた6戦目は、4歳500万下（京都ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で河内洋騎手（5戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。先手を奪い、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、シヨノサンビームに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

4歳（1994年）

5月14日、約13か月の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた7戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で河内洋騎手（6戦1勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

6月11日、中3週で迎えた8戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月14日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

8月27日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた10戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は河内洋騎手（7戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ミルキーハウスに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

9月11日、中1週で馬体重を前走からさらに14kg減らして迎えた11戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、抜け出したサンキョウイットーを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月25日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた12戦目は、4歳以上500万下の有松特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（8戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

10月30日、中4週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（9戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したイーアシオーンにアタマ差届かず2着に甘んじた。

5歳（1995年）

7月16日、約8か月半の休み明けで迎えた14戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で河内洋騎手（10戦1勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、勝ったコンクラーベにねじ伏せられて7馬身差の2着となった。

8月12日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で河内洋騎手（11戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で河内洋騎手（12戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のハードカバーに1馬身半の差をつけてファンの高評価に応えた。

9月17日、中2週で迎えた17戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

10月1日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（13戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のコウエイワイスに1馬身半の差をつけて3勝目を獲得した。

10月22日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

12月3日、中5週で迎えた20戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の中京日経賞（中京芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したタケノクラウンにクビ差届かず2着となった。

12月17日、中1週で迎えた21戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下のクリスマスキャロル賞（中京芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

6歳（1996年）

1月5日、中2週で迎えた22戦目は、5歳以上900万下の伏見特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（14戦3勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい7着に敗れた。

1月20日、中1週で迎えた23戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（15戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

2月4日、中1週で迎えた24戦目は、5歳以上900万下の宇治川特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で河内洋騎手（16戦3勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい8着に終わった。

7歳（1997年）

1月19日、約11か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた25戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

2月2日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた26戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

3月2日、中3週で迎えた27戦目は、5歳以上900万下の熱田特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく15着に終わった。