トーワディステニー（1988年生、母ダイナイブ）
Towa Destiny
1988.04.08
トーワディステニー（1988年4月8日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のウインザーノット（当時8歳）と交配したダイナイブが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）稲原牧場。戦績は、中央平地26戦3勝2着1回。1991年の報知杯4歳牝馬特別(牝G2)で2着に入った他、1991年のマリーンステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
橋田満厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（1990年）
11月4日、デビュー戦は岡潤一郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1400m 雨/稍重）に出走。馬体重は432kg。18頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。
11月10日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡潤一郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るユウキトップランを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初白星を挙げた。
12月1日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、牝馬限定2歳G3のテレビ東京賞3歳牝馬ステークス（中山芝1600m 外回り 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で岡潤一郎騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。最後は、勝ったブルーベイブリッジから3/4馬身差の2位に入線したが、その後失格となった。
3歳（1991年）
3月17日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、楠孝志騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2の報知杯4歳牝馬特別（中京芝1200m 晴/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったイソノルーブルに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。
4月7日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳G1の桜花賞（京都芝1600m 外回り 曇/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で楠孝志騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。端を取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて16着に終わった。
5月3日、中3週で迎えた6戦目は、3歳オープンの菖蒲ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡潤一郎騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。
5月19日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳オープンのカーネーションカップ（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡潤一郎騎手（4戦1勝）。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮し、3着に入り込んだ。
8月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、マリーンステークス（函館芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岡潤一郎騎手（5戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のキオイドリームを3/4馬身振り切って2勝目を獲得した。
10月13日、中8週で迎えた9戦目は、牝馬限定G3の牝馬東京タイムズ杯（東京芝1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で岡潤一郎騎手（6戦2勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びを欠き7着に敗れた。
11月24日、中5週で迎えた10戦目は、シリウスステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は楠孝志騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。
12月15日、中2週で迎えた11戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、G1のスプリンターズステークス（中山芝1200m 外回り 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず13着に終わった。
4歳（1992年）
5月9日、約5か月の休養明けで迎えた12戦目は、シルクロードステークス（京都芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は岡潤一郎騎手（7戦2勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に敗れた。
6月28日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、G2のCBC賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は楠孝志騎手（3戦0勝）。18頭立ての13番人気で17番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。
9月6日、中9週で馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた14戦目は、ハンデ戦でオープンの青函ステークス（函館芝1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で楠孝志騎手（4戦0勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。
10月18日、中5週で迎えた15戦目は、渡月橋ステークス（京都芝1400m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は岡潤一郎騎手（8戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。最後はタレてしまい12着に敗れた。
11月14日、中3週で迎えた16戦目は、ハンデ戦の高雄ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡潤一郎騎手（9戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のアクションシーンをアタマ差振り切って優勝
12月19日、中4週で迎えた17戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデ戦でオープンのターコイズステークス（中山芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。
5歳（1993年）
2月6日、中6週で迎えた18戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの淀短距離ステークス（京都芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。
3月6日、中3週で迎えた19戦目は、L.デットーリ騎手を鞍上に迎えて、アメジストステークス（中山芝1200m 外回り 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。
3月27日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ戦でオープンのコーラルステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。
5月8日、中5週で迎えた21戦目は、シルクロードステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。
6月27日、中6週で迎えた22戦目は、白樺賞（札幌ダート1000m 小雨/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に終わった。
7月18日、中2週で迎えた23戦目は、ハンデ戦でオープンの札幌日刊スポーツ杯（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で南井克巳騎手（4戦0勝）。6頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。
8月15日、中3週で迎えた24戦目は、山田泰誠騎手を鞍上に迎えて、マリーンステークス（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。
9月5日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデ戦でオープンの青函ステークス（函館芝1200m 曇/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で山田泰誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず9着に終わった。
9月12日、連闘で迎えた26戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、UHB杯（函館芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。