ヤマニンノワゼット（2009年生、母ヤマニンアリュール）

ヤマニンノワゼット（2009年5月22日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋ヘーゼルナッツ（仏）」。毛色は栗毛。種牡馬のグラスワンダー（当時14歳）と交配したヤマニンアリュールが15歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）錦岡牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方28戦9勝2着6回。主な勝ち鞍は2013年の一般B1二 B2一。

経歴

デビュー前

栗田徹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

12月3日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1800m 雨/不良）に出走。馬体重は470kg。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

3歳（2012年）

3月17日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1800m 雨/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

4月8日、中2週で迎えた3戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚色が鈍り12着に終わった。

5月12日、中4週で迎えた4戦目は、山崎亮誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。端に立ち、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に敗れた。

6月17日、中4週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島芝2000m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で山崎亮誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

8月12日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、6着に終わった。

9月22日、中5週で迎えた7戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、一般C2十五（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、勝ったレオキングダムに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

9月29日、連闘で迎えた8戦目は、一般C2七（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原俊吏騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカンカラコモデケアに約13馬身の大差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月8日、連闘で迎えた9戦目は、トウケイニセイメモリアル（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原俊吏騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフェアブルームに約11馬身の大差をつけて断然の支持に応えた。

10月21日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原俊吏騎手（3戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサクラカンタービレに7馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

11月5日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原俊吏騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ブラウシュタインに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

11月24日、中2週で迎えた12戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C1十二（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヤマニンリンクスに6馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

12月10日、中1週で迎えた13戦目は、一般C1（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のショコラティエに4馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

12月24日、中1週で迎えた14戦目は、一般C1（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るベルデンアインを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って圧倒的人気に応えた。

4歳（2013年）

3月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた15戦目は、奥州商工会議所杯（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（3戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のアドマイヤサムライに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4月8日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、金ケ崎城内諏訪小路伝建群レース（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は菅原俊吏騎手（5戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて難なく抜け出し、最後は2着のアキヨシコバンに3馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

5月5日、中3週で迎えた17戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、新緑賞（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

6月2日、中3週で迎えた18戦目は、一般B1二（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（4戦4勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

6月16日、中1週で迎えた19戦目は、ねむの木賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は菅原俊吏騎手（6戦4勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて8着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた20戦目は、えぞぎくレース（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原俊吏騎手（7戦4勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったカーリーネイトを3/4馬身捉え切れず2着となった。

7月14日、中1週で迎えた21戦目は、一般B1二 B2一（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で菅原俊吏騎手（8戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では圧倒的な末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のグランドバイオに3馬身の差をつけて勝利をモノにする

7月27日、中1週で迎えた22戦目は、前沢夏まつりレース（盛岡ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原俊吏騎手（9戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

8月16日、中2週で迎えた23戦目は、ガタゴンまつりレース（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原俊吏騎手（10戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

8月24日、連闘で迎えた24戦目は、室根高原牧場まつりレース（水沢ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で菅原俊吏騎手（11戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったファインユニバースに詰め切れず、9馬身差の2着に敗北した。

9月8日、中1週で迎えた25戦目は、セプテンバーカップ（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で菅原俊吏騎手（12戦5勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったオーバーザレインボにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

9月21日、中1週で迎えた26戦目は、メトロポリタンウェディング杯（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で菅原俊吏騎手（13戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

10月21日、中3週で迎えた27戦目は、室根神社特別大祭レース（盛岡ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で菅原俊吏騎手（14戦5勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

11月16日、中3週で迎えた28戦目は、ノベンバーカップ（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で菅原俊吏騎手（15戦5勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバテてしまい11着に敗れた。

5歳（2014年）

3月24日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた29戦目は、がんばろう東北（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で菅原俊吏騎手（16戦5勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では見事な伸び脚を見せたが、マスターミニスターに半馬身交わされて2着となった。

4月19日、中3週で迎えた30戦目は、JBCイヤーシャクナゲ特別（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で菅原俊吏騎手（17戦5勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。

5月31日、中5週で迎えた31戦目は、一般B2一（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で菅原俊吏騎手（18戦5勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

6月16日、中1週で迎えた32戦目は、ハクサンチドリレース（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で菅原俊吏騎手（19戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

7月27日、中5週で迎えた33戦目は、盛岡花火の祭典レース（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で菅原俊吏騎手（20戦5勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。

8月24日、中3週で迎えた34戦目は、絶景北山崎レース（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は16戦連続で菅原俊吏騎手（21戦5勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に敗れた。