プロスパードン（2002年生、母スターエリート）

プロスパードン（2002年5月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋首領」。毛色は栗毛。種牡馬のフォーティナイナー（当時17歳）と交配したスターエリートが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は中田英樹。戦績は、中央平地6戦0勝、中央障害5戦1勝、地方18戦8勝2着2回。主な勝ち鞍は2007年の障害4歳以上未勝利。

経歴

デビュー前

蛯名末五郎厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2004年）

8月19日、デビュー戦は的場文男騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は433kg。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に終わった。

3歳（2005年）

2月2日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったハイアーバードにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

3月9日、中4週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1500m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

6月29日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた4戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1400m 曇/重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線に入ると、前で粘るベルモントレーヴを別次元の末脚でクビ差だけ差し切って初白星を挙げた。

8月31日、中8週で迎えた5戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦1勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

9月11日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（大井ダート1500m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブラックキャンドルに4馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

10月2日、中2週で迎えた7戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（3戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

10月18日、中1週で迎えた8戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1600m 雨/不良）に出走。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた9戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るセイリングマスターを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

11月18日、中2週で迎えた10戦目は、3歳戦のさざんか特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

12月9日、中2週で迎えた11戦目は、3歳戦のひいらぎ特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦1勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったエスプリユニオンに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

12月29日、中2週で迎えた12戦目は、一般C1七（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のワールドスクエアーに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

4歳（2006年）

1月19日、中2週で迎えた13戦目は、一般C1四五（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で戸崎圭太騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るマルターズマダックを強烈な末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

3月1日、中5週で迎えた14戦目は、広尾特別（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で戸崎圭太騎手（5戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

4月12日、中5週で迎えた15戦目は、かんむり座特別（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で戸崎圭太騎手（6戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るキングビスケットを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて6勝目を手に入れた。

5月8日、中3週で迎えた16戦目は、緑風賞（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で戸崎圭太騎手（7戦4勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、4着に終わった。

6月4日、中3週で迎えた17戦目は、岡崎準騎手を鞍上に迎えて、オメガ賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るジークヴァルトを3/4馬身差し切って7勝目を手に入れた。

6月27日、中2週で迎えた18戦目は、日刊スポーツ賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（4戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のカネショウアトラスをクビ差振り切って8勝目を掴み取った。

12月3日、約5か月半の休養明けで迎えた19戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

12月23日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下のノエル賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、5着を確保した。

5歳（2007年）

1月14日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村田一誠騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

2月4日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下のテレビ山梨杯（東京芝1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は御神本訓史騎手（5戦3勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり15着に終わった。

3月4日、中3週で迎えた23戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の瀬戸特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

4月15日、中5週で迎えた24戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月6日、中2週で迎えた25戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 雨）に出走。鞍上は2戦連続で浜野谷憲尚騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のセイウンエポックに半馬身の差をつけて雨下の戦いを制した。

5月19日、中1週で迎えた26戦目は、高野和馬騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 曇）に出走。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。11着に終わった。

6月17日、中3週で迎えた27戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 晴）に出走。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月7日、中2週で迎えた28戦目は、福島ジャンプステークス（福島障害芝3380m 曇/良）に出走。鞍上は高野和馬騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。競走中止となった。

10月20日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた29戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。