ヘイアンクラウン（1996年生、母ウェディングケーキ）

ヘイアンクラウン（1996年6月15日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のノーザンテースト（当時25歳）と交配したウェディングケーキが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）ヤナガワ牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方27戦13勝2着4回。主な勝ち鞍は2001年の一般C3五。

経歴

デビュー前

松山康久厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1999年）

2月7日、デビュー戦は菊沢隆徳騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は492kg。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい15着に敗れた。

3月7日、中3週で迎えた2戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後は失速してしまい16着に敗れた。

8月18日、約5か月半の休み明けで迎えた3戦目は、渡辺正治騎手を鞍上に迎えて、4歳C（三条ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月9日、中2週で迎えた4戦目は、4歳C（三条ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺正治騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のエーブダイマジンに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月18日、連闘で迎えた5戦目は、4歳C1（三条ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺正治騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のシルクプレステージをクビ差制して2勝目を奪取した。

10月2日、中1週で迎えた6戦目は、ハンデ戦の4歳B（三条ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺正治騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のフリートギアをハナ差制して先頭ゴールを果たした。

10月17日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、ハンデ戦の4歳B（三条ダート1650m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺正治騎手（4戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月29日、中1週で迎えた8戦目は、4歳B1（三条ダート1600m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で渡辺正治騎手（5戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のフリートギアに4馬身の差をつけて制した。

11月7日、連闘で迎えた9戦目は、ハンデ戦の4歳B（三条ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で渡辺正治騎手（6戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のスノーレインボーに5馬身の差をつけて5勝目を手にした。

11月21日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦の越路特別（三条ダート1650m 晴/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で渡辺正治騎手（7戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のカナコリージェントに6馬身の差をつけて6勝目をつかんだ。

12月4日、中1週で迎えた11戦目は、4歳A2（三条ダート1700m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は9戦連続で渡辺正治騎手（8戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のウイナーハヤブサに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

12月18日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦のシャディ・ハクシン特別（三条ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で渡辺正治騎手（9戦7勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のクロシオキングオーに半馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

4歳（2000年）

1月2日、中1週で迎えた13戦目は、福寿草特別（三条ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で渡辺正治騎手（10戦8勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月29日、約7か月の休み明けで迎えた14戦目は、一般B1ハ（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で渡辺正治騎手（11戦8勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったセイダーバンからクビ差の2着に甘んじた。

8月15日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、一般B1ニ（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で渡辺正治騎手（12戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のダービープリモに1馬身の差をつけて9勝目を挙げた。

9月2日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦の胎内特別（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で渡辺正治騎手（13戦9勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のミスツキオカに半馬身の差をつけて10勝目を達成した。

9月23日、中2週で迎えた17戦目は、小嶋耕輝騎手を鞍上に迎えて、みやこや特別（新潟(地)ダート1700m 雨/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のタイキブレイズに2馬身半の差をつけて勝利数を11に伸ばす

10月8日、中1週で迎えた18戦目は、地方重賞の新潟記念（新潟(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は渡辺正治騎手（14戦10勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた19戦目は、春日山特別（新潟(地)ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺正治騎手（15戦10勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のブラオベルグに3馬身の差をつけて制した。

11月19日、中3週で迎えた20戦目は、川本裕達騎手を鞍上に迎えて、新潟活版特別（新潟(地)ダート1600m 曇/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた21戦目は、雪椿賞（新潟(地)ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で川本裕達騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた22戦目は、麒麟山特別（新潟(地)ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で川本裕達騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったアービルシーザーから1馬身差の2着に敗北した。

5歳（2001年）

1月2日、中1週で迎えた23戦目は、地方重賞の新潟グランプリ（新潟(地)ダート2280m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で川本裕達騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

4月23日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、前野幸一騎手を鞍上に迎えて、一般B3イ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。11着に敗れた。

9月15日、約5か月の休養明けで馬体重を前走からさらに18kg減らして迎えた25戦目は、榎伸彦騎手を鞍上に迎えて、健康寿司海鮮家特別（新潟(地)ダート1700m 曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったラブリーハートから2馬身半差の2着となった。

9月24日、連闘で迎えた26戦目は、ハンデ戦の加治川特別（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で榎伸彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月28日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた27戦目は、一般B1イ（新潟(地)ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で榎伸彦騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月18日、中6週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた28戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、一般C3五（船橋ダート1400m 内回り晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のスガノダンサーを3/4馬身振り切って勝利数を13に伸ばす

6歳（2002年）

1月2日、中1週で迎えた29戦目は、一般C3六（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったキャロルスピードに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。