フサイチゴールド（1996年生、母パッショナリアⅡ）
Fusaichi Gold
1996.02.20
フサイチゴールド（1996年2月20日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のノーザンテースト（当時25歳）と交配したパッショナリアⅡが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地21戦4勝2着6回、中央障害4戦2勝。2002年の中山グランドジャンプ(JG1)で3着に入った他、2002年のペガサスジャンプステークス(障害4歳以上オープン)に勝利するなどの活躍をした。
プロフィール
基本情報
- 通算成績
- 25戦6勝 [6-6-1-12/25]
- 総賞金国内
- 1億3,970万円
- 生年月日
- 1996年2月20日
- 出生国
- 日本
- 品種
- サラブレッド
- 性別
- 牡
- 毛色
- 栗毛
- 厩舎
- 杉浦宏昭美浦
- 馬主
- 関口房朗
- 生産者
- ノーザンファーム
- 抹消情報
- 中央：2002年12月26日抹消
性質分析
- 距離適性
- コース適正
- 馬場適正
- 成長
- 馬体重
- 脚質
- 出脚
- 末脚
- スタミナ
- 出走回数
回収率
血統
概要
母のパッショナリアⅡは海外重賞1勝（仏国芝）。祖母のDjallybrookは海外3戦1勝。曾祖母のHollybrookは海外17戦1勝。父のノーザンテーストは海外G1・1勝（仏国）。
近親馬
※活躍馬のみ。7代内クロス
| 種別 | 馬名 | クロス | 血量 |
|---|---|---|---|
| き | Pharos＝Fairway | 5×7*7 | 4.68% |
| き | Bull Dog＝Sir Gallahad | 7×6 | 2.34% |
| 牡 | Nearco | 4×6*7 | 8.59% |
| 牡 | Hyperion | 4*5×6 | 10.93% |
| 牡 | Mahmoud | 5×5 | 6.25% |
| 牡 | Gainsborough | 5*6*7×7*7 | 7.03% |
| 牡 | Discovery | 6×7 | 2.34% |
| 牡 | Blenheim | 6×6*7 | 3.9% |
| 牡 | Swynford | 6*7×7 | 3.12% |
| 牡 | Sickle | 7×7 | 1.56% |
| 牡S | Chaucer | 6*7*7 | 3.12% |
| 牡M | Nasrullah | 5*6 | 4.68% |
| 牡M | Blue Larkspur | 6*7 | 2.34% |
| 牡M | Djebel | 6*7 | 2.34% |
| 牡M | Teddy | 7*7 | 1.56% |
| 牝 | Mumtaz Mahal | 7×7*7 | 2.34% |
| 牝S | Lady Angela | 3*4 | 18.75% |
| 牝S | Canterbury Pilgrim | 7*7 | 1.56% |
5代血統表
血統分類
- サイアーライン
- ノーザンテースト系
- ファミリーナンバー
- 9-f
レース成績
経歴
デビュー前
田原成貴厩舎（栗東）へ入厩。
3歳（1999年）
4月10日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（阪神ダート1200m 雨/稍重）に出走。馬体重は490kg。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のシャンハイダロンに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。
4月25日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（京都芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。
5月30日、中4週で迎えた3戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るトーワチャンピオンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。
11月27日、約6か月の休み明けで迎えた4戦目は、4歳以上900万下の田川特別（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したタガノアーミジャにクビ差届かず2着に惜敗した。
12月25日、中3週で迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では決め手が足りず、5着に終わった。
4歳（2000年）
1月16日、中2週で迎えた6戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は四位洋文騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったティエッチリボーにねじ伏せられて5馬身差の2着に敗北した。
2月5日、中2週で迎えた7戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の早鞆特別（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、勝ったリューに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。
4月9日、中8週で迎えた8戦目は、5歳以上900万下の姫路特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のセイカカロブに2馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。
4月30日、中2週で迎えた9戦目は、5歳以上1600万下の朱雀ステークス（京都芝1600m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（4戦1勝）。18頭立ての5番人気で17番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。
5月20日、中2週で迎えた10戦目は、5歳以上1600万下の名古屋城ステークス（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は千田輝彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったケイエスグットワンにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。
7月8日、中6週で迎えた11戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1600万下の灘ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。
8月5日、中3週で迎えた12戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下のマラヤンレーシングアソシエーショントロフィー（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るエスジーバーニングを次元の違う末脚でハナ差だけ差し切って先頭ゴールを果たした。
8月27日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上1600万下の阿蘇ステークス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったホクセツキングにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。
9月30日、中4週で迎えた14戦目は、4歳以上1600万下の大阪スポーツ杯（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（5戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、シアトルブリッジに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。
11月4日、中4週で迎えた15戦目は、4歳以上1600万下の花園ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（6戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、4着に終わった。
5歳（2001年）
1月28日、約3か月の間隔を開けて迎えた16戦目は、4歳以上1600万下の洞海湾ステークス（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は千田輝彦騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ伸び切れず15着に敗れた。
2月11日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の北山ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に敗れた。
11月4日、約9か月の休み明けで迎えた18戦目は、3歳以上1600万下の花園ステークス（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は四位洋文騎手（7戦1勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。
11月17日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上1600万下の秋嶺ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦1勝）。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。
12月8日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、師走ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に終わった。
12月23日、中1週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の2001フェアウェルステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り7着に終わった。
6歳（2002年）
1月26日、中4週で迎えた22戦目は、三浦堅治騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 曇）に出走。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のトーアエカテリーナに4馬身の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。
3月2日、中4週で迎えた23戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で三浦堅治騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に敗れた。
3月23日、中2週で迎えた24戦目は、ペガサスジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で三浦堅治騎手（2戦1勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のミナミノゴージャスに2馬身半の差をつけて6勝目を手にした。
4月13日、中2週で迎えた25戦目は、J・G1の中山グランドジャンプ（中山障害芝4250m 外回り 曇/良）に63.5kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で三浦堅治騎手（3戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。3着に終わった。