デンコウアタック（2003年生、母タケノスガタ）

デンコウアタック（2003年3月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋攻撃」。毛色は芦毛。種牡馬のテンビー（当時13歳）と交配したタケノスガタが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は芳住鉄兵。戦績は、中央平地2戦0勝、地方32戦8勝2着1回。2006年の端午特別に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、芳住革二から「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

桑原義光厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2005年）

8月17日、デビュー戦は五十嵐冬樹騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月14日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のガバナーアマンをアタマ差制して初勝利を挙げた。

11月10日、中7週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた4戦目は、2歳戦の門別ファンクラブ特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐冬樹騎手（3戦1勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

3歳（2006年）

4月19日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに16kg増やして迎えた5戦目は、3歳オープンのJA門別馬舞米特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で五十嵐冬樹騎手（4戦1勝）。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月5日、中1週で迎えた6戦目は、3歳オープンの端午特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で五十嵐冬樹騎手（5戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサクランボに2馬身半の差をつけて2勝目を獲得した。

6月6日、中4週で迎えた7戦目は、3歳地方重賞の北斗盃（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で五十嵐冬樹騎手（6戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず5着に敗れた。

6月20日、中1週で迎えた8戦目は、3歳オープンの水無月特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で五十嵐冬樹騎手（7戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

7月13日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、3歳地方重賞の華月賞（旭川ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で五十嵐冬樹騎手（8戦2勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。9着に敗れた。

8月13日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で五十嵐冬樹騎手（9戦2勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

9月10日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の利尻特別（札幌芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は11戦連続で五十嵐冬樹騎手（10戦2勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

9月19日、連闘で迎えた12戦目は、北海道日高装蹄師会特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で五十嵐冬樹騎手（11戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月4日、中1週で迎えた13戦目は、JAめむろメークイン特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で五十嵐冬樹騎手（12戦2勝）。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月17日、中1週で迎えた14戦目は、ニューイングランド賞（札幌(地)ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で五十嵐冬樹騎手（13戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

11月2日、中1週で迎えた15戦目は、鵡川ししゃも特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で五十嵐冬樹騎手（14戦2勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、最後はサクラプライムと並んで3着同着となった。

4歳（2007年）

4月18日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた16戦目は、門別温泉とねっこの湯特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で五十嵐冬樹騎手（15戦2勝）。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

5月2日、中1週で迎えた17戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、新ひだか建設協会特別（門別ダート1800m 曇/重）に出走。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

5月15日、中1週で迎えた18戦目は、ホクレンえん麦特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（16戦2勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

5月29日、中1週で迎えた19戦目は、ミラクルアドマイヤ賞（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（17戦2勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

6月13日、中1週で迎えた20戦目は、日本軽種馬協会特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（18戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のダークエンペラーをクビ差制して1着ゴールを果たした。

6月28日、中1週で迎えた21戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、バランスオブゲーム賞（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。5着に入り込んだ。

7月17日、中2週で迎えた22戦目は、ペガスス特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のクイックマリをハナ差制して4勝目を獲得した。

8月2日、中1週で迎えた23戦目は、レグルス特別（旭川ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（19戦3勝）。8頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のクラビッグレディに3/4馬身の差をつけて5勝目を手中に収めた。

8月29日、中3週で迎えた24戦目は、競馬総合チャンネル特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（20戦4勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。最後は、2着のグロスターチャームに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月10日、中5週で迎えた25戦目は、北斗七星特別（旭川ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（21戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったトウショウヘリオスから3/4馬身差の2着に敗北した。

10月24日、中1週で迎えた26戦目は、新冠町軽種馬生産振興会特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐冬樹騎手（22戦5勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい9着に敗れた。

11月13日、中2週で迎えた27戦目は、JA幕別町長いも特別（札幌(地)ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で五十嵐冬樹騎手（23戦5勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

5歳（2008年）

5月6日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた28戦目は、ノーザンホースパーク特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は岩橋勇二騎手（2戦1勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた29戦目は、レ・コードなまちにいかっぷ特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（24戦5勝）。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って8着に敗れた。

6月4日、中1週で迎えた30戦目は、静内軽種馬生産振興会青年部特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は岩橋勇二騎手（3戦1勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のナムラビスマルクに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

7月1日、中3週で迎えた31戦目は、ソングオブウインド賞（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（25戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のサンデーカロに1馬身半の差をつけて8勝目をマークした。

7月17日、中1週で迎えた32戦目は、東京スポーツ特別（旭川ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（26戦6勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた33戦目は、イーグルカフェ賞（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は岩橋勇二騎手（4戦2勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月27日、中3週で迎えた34戦目は、マイネルセレクト賞（旭川ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（27戦6勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。