スセリヒメ（2018年生、母ミスランタナ）

スセリヒメ（2018年5月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「日本神話に登場する姫」。毛色は鹿毛。種牡馬のヴァンセンヌ（当時9歳）と交配したミスランタナが20歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は大北牧場。2021年の芙蓉賞で2着に入った他、2020年の川崎ジュニアオープンで2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、大北牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、グランデファームによって198万円で落札された。2歳のとき、グランデファームから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、によって円で落札された。

河津裕昭厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2020年）

7月16日、デビュー戦は笹川翼騎手を鞍上に据えて、2歳戦のスパーキングデビュー（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。馬体重は436kg。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では賦性の闘争本能でゴールまで落伍することなく走り切ったがが、3着に終わった。

8月10日、中3週で迎えた2戦目は、2歳戦のオニヤンマ特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。

9月1日、中2週で迎えた3戦目は、高橋哲也騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のクマゼミ特別（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のエヌティストロングに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

9月16日、中1週で迎えた4戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のシャイニングトレジャー賞（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったナジャに詰め切れず、約11馬身差の2着となった。

10月4日、中2週で迎えた5戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳1勝クラスのサフラン賞（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

10月25日、中2週で迎えた6戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた7戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、2歳S2のローレル賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

12月4日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定2歳戦の船橋ジュベナイルフィリーズ（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は一杯になって11着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた9戦目は、伊藤裕人騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの川崎ジュニアオープン（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったレディブラウンに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

3歳（2021年）

1月4日、中2週で迎えた10戦目は、3歳オープンの招福オープン（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤裕人騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に終わった。

1月29日、中3週で迎えた11戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の尉鶲特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

2月23日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳S2のユングフラウ賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤本現暉騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

3月5日、中0週で迎えた13戦目は、3歳戦の連翹特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は伊藤裕人騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

3月31日、中3週で迎えた14戦目は、桜井光輔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳S1の桜花賞（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

4月23日、中2週で迎えた15戦目は、3歳戦の鶯特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は藤本現暉騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に終わった。

5月27日、中4週で迎えた16戦目は、牝馬限定3歳オープンのカサブランカオープン（川崎ダート2000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤本現暉騎手（3戦0勝）。6頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず3着に終わった。

6月16日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定3歳Jpn2の関東オークス（川崎ダート2100m 曇/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で藤本現暉騎手（4戦0勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

7月11日、中3週で迎えた18戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のオパールカップ（盛岡芝1700m 曇/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

7月30日、中2週で迎えた19戦目は、三浦で「自然」と「食」を満喫!特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は藤本現暉騎手（5戦0勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びを欠き11着に終わった。

8月30日、中3週で迎えた20戦目は、3歳オープンの芙蓉賞（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤本現暉騎手（6戦0勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったマカベウスに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

9月15日、中1週で迎えた21戦目は、3歳S1の戸塚記念（川崎ダート2100m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で藤本現暉騎手（7戦0勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

10月14日、中3週で迎えた22戦目は、牝馬限定3歳オープンのサルビアカップ（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤本現暉騎手（8戦0勝）。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

11月10日、中3週で迎えた23戦目は、牝馬限定3歳S1のロジータ記念（川崎ダート2100m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で藤本現暉騎手（9戦0勝）。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

4歳（2022年）

3月2日、約3か月半の休み明けで迎えた24戦目は、岩ガキ「鶴宝」を真鶴町に食べに行こう記念（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で藤本現暉騎手（10戦0勝）。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた25戦目は、スミレ特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は桜井光輔騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

4月4日、中2週で迎えた26戦目は、野畑凌騎手を鞍上に迎えて、若草特別（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

5月16日、中5週で迎えた27戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般B2二（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のダンサーズドリームに1馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

5月31日、中1週で迎えた28戦目は、一般B2一（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

6月12日、中1週で迎えた29戦目は、岩本怜騎手を鞍上に迎えて、一般B1三（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず最後はオデンセと並んで5着同着となった。

6月26日、中1週で迎えた30戦目は、一般B1三（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のオデンセに1馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。

7月12日、中1週で迎えた31戦目は、一般B1二（盛岡ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（3戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

7月26日、中1週で迎えた32戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、一般B1二（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

9月18日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた33戦目は、塚本涼人騎手を鞍上に迎えて、一般B2一（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

11月29日、中9週で迎えた34戦目は、木村暁騎手を鞍上に迎えて、一般B2四（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったチムドンドンに詰め切れず、4馬身差の2着となった。