ロッシュローブ（2017年生、母サンコロネット）

ロッシュローブ（2017年3月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「天文学用語の一つ」。毛色は青鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時9歳）と交配したサンコロネットが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は笠松牧場。2023年のエルムステークス(G3)で3着に入った他、2022年の大沼ステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

石坂正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

11月10日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は480kg。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びを欠き6着に終わった。

12月1日、中2週で迎えた2戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

3歳（2020年）

2月9日、中9週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3月1日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岩田望来騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったエースレイジングに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

3月21日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩田望来騎手（3戦0勝）。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、トゥルブレンシアに交わされて2馬身半差の2着となった。

4月11日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岩田望来騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

6月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に敗れた。

8月19日、中6週で迎えた8戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフォーチュネイトききょう特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

9月18日、中3週で迎えた9戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったメイショウアサヒに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月8日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

11月3日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のカシノデジールに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月26日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく4着に敗れた。

12月17日、中2週で迎えた13戦目は、井上幹太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2 C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したウインジョイフルにアタマ差届かず2着に惜敗した。

12月28日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は田中学騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のトキメキナイスに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

4歳（2021年）

3月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/不良）に出走。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のオーマイオーマイを半馬身振り切って勝利をモノにする

4月25日、中5週で迎えた16戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

6月20日、中7週で迎えた17戦目は、3歳以上2勝クラスの報知杯大雪山特別（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（1戦1勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったフルデプスリーダーに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

7月4日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの檜山特別（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のヴィーダに1馬身半の差をつけて4勝目をマークした。

11月13日、約4か月半の休み明けで迎えた19戦目は、3歳以上3勝クラスの奥羽ステークス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菱田裕二騎手（3戦2勝）。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったエクレアスパークルにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

12月5日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの市川ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菱田裕二騎手（4戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

5歳（2022年）

1月23日、中6週で迎えた21戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの豊前ステークス（小倉ダート1700m 雨/重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のスズカデレヤに1馬身3/4の差をつけて5勝目を挙げた。

4月2日、中9週で迎えた22戦目は、ハンデ戦でオープンのコーラルステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は菱田裕二騎手（5戦2勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に敗れた。

6月26日、約3か月の間隔を開けて迎えた23戦目は、大沼ステークス（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦1勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したアイオライトに3/4馬身届かず2着となった。

7月9日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデ戦でオープンのマリーンステークス（函館ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

11月20日、約4か月半の休み明けで迎えた25戦目は、福島民友カップ（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（6戦2勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に敗れた。

6歳（2023年）

1月15日、中7週で迎えた26戦目は、門司ステークス（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は浜中俊騎手（3戦1勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアラジンバローズを3/4馬身振り切って6勝目を掴み取った。

4月8日、約3か月の間隔を開けて迎えた27戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの吾妻小富士ステークス（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に敗れた。

7月8日、約3か月の休み明けで迎えた28戦目は、ハンデ戦でオープンのマリーンステークス（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（4戦2勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

8月6日、中3週で迎えた29戦目は、G3のエルムステークス（札幌ダート1700m 曇/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（5戦2勝）。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入り込んだ。

7歳（2024年）

1月14日、約5か月半の休養明けで迎えた30戦目は、門司ステークス（小倉ダート1700m 晴/良）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（6戦2勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

4月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた31戦目は、ハンデ戦でオープンの吾妻小富士ステークス（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（7戦2勝）。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は垂れてしまい14着に敗れた。

2024年4月10日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。