タケノクラウン（1991年生、母タケノエリス）

経歴

デビュー前

星川薫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1994年）

6月12日、デビュー戦は本田優騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のナカトップリズムに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月18日、連闘で迎えた2戦目は、4歳以上500万下の手稲山特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で本田優騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のシアトルスズカを半馬身振り切って2勝目を手にした。

7月17日、中3週で迎えた3戦目は、4歳以上900万下の日高特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（2戦2勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のトロットサンダーを半馬身振り切って負け無しの3連勝を決めた。

8月6日、中2週で迎えた4戦目は、サロベツステークス（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で本田優騎手（3戦3勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4歳（1995年）

11月4日、約15か月の休み明けで迎えた5戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で本田優騎手（4戦3勝）。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に敗れた。

11月18日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上900万下の北大路特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で本田優騎手（5戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、エイシンオリンピアに半馬身交わされて2着に敗北した。

12月3日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上900万下の中京日経賞（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で本田優騎手（6戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のカモンカモンカモンをクビ差振り切って人気に違わぬ実力を証明した。

5歳（1996年）

1月6日、中4週で迎えた8戦目は、寿ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で本田優騎手（7戦4勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ハナを取り切り、非常に遅いペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったマヤノポセイドンをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

1月27日、中2週で迎えた9戦目は、ハンデ戦の飛鳥ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で本田優騎手（8戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

5月12日、約3か月半の休養明けで迎えた10戦目は、朱雀ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で本田優騎手（9戦4勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のタイキクレセントに1馬身1/4の差をつけて5勝目をマークした。