レオビヨンド（2016年生、母ワタシマッテルワ）

レオビヨンド（2016年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+より優れている、～を超えて」。毛色は鹿毛。種牡馬のダンカーク（当時10歳）と交配したワタシマッテルワが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は中島牧場。2021年の中山大障害(JG1)で3着に入った他、2022年の阪神スプリングジャンプ(JG2)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、中島牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、レオによって1,512万円で落札された。

高柳大輔厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

7月8日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝2000m 晴/重）に出走。馬体重は462kg。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

9月29日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で荻野極騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に終わった。

11月4日、中2週で迎えた4戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた5戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

3歳（2019年）

1月13日、中7週で迎えた6戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では最後まで息が続かず8着に敗れた。

1月20日、連闘で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は荻野極騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のスターリーパレードに1馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

3月17日、中7週で迎えた8戦目は、3歳500万下の沈丁花賞（中京ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で荻野極騎手（3戦1勝）。13頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

3月30日、中1週で迎えた9戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で荻野極騎手（4戦1勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

6月29日、約3か月の休み明けで迎えた10戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 曇/重）に出走。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず15着に終わった。

7月6日、連闘で迎えた11戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの茶臼山高原特別（中京芝2200m 晴/稍重）に出走。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

9月1日、中7週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉芝2600m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

9月16日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラスの甲武特別（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高倉稜騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

10月14日、中3週で迎えた14戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝2400m 雨/稍重）に出走。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、勝ったレッドボヌールにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

11月23日、中5週で迎えた15戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝2400m 雨/不良）に出走。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったシュブリームに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

12月21日、中3週で迎えた16戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神芝2600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、勝ったゴーストに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

4歳（2020年）

2月9日、中6週で迎えた17戦目は、4歳以上1勝クラス（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

2月22日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上1勝クラス（京都芝2400m 外回り雨/重）に出走。鞍上は3戦連続でC.ルメール騎手（2戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鬼脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のコパノケネディーに4馬身の差をつけて制した。

4月11日、中6週で迎えた19戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの白鷺特別（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたウォーターパルフェ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

5月17日、中4週で迎えた20戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの白川特別（京都芝2400m 外回り晴/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のディバインフォースに5馬身の差をつけて3勝目を手にした。

6月13日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのジューンステークス（東京芝2400m 雨/不良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

10月11日、約4か月の休み明けで迎えた22戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの六社ステークス（東京芝2400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

10月31日、中2週で迎えた23戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの古都ステークス（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

11月22日、中2週で迎えた24戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの西宮ステークス（阪神芝2400m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって12着に終わった。

5歳（2021年）

1月11日、中6週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの寿ステークス（中京芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

2月14日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた26戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月11日、中7週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた27戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝2880m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のキーパンチに4馬身の差をつけて優勝

5月8日、中3週で迎えた28戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で植野貴也騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。9着に敗れた。

5月30日、中2週で迎えた29戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのむらさき賞（東京芝1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後はタレてしまい10着に終わった。

7月10日、中5週で迎えた30戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（小倉障害芝3390m 雨/良）に出走。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

8月14日、中4週で迎えた31戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2860m 雨/不良）に出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったスズカフューラーから6馬身差の2着となった。

9月25日、中5週で迎えた32戦目は、清秋ジャンプステークス（中山障害芝3210m 曇/良）に出走。鞍上は小坂忠士騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月4日、中9週で迎えた33戦目は、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3570m 晴/良）に出走。鞍上は平沢健治騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のアサクサゲンキに5馬身の差をつけて5勝目をマークした。

12月25日、中2週で迎えた34戦目は、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 晴/稍重）に63kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は植野貴也騎手（3戦1勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。3着に入った。

6歳（2022年）

3月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた35戦目は、高田潤騎手を鞍上に迎えて、J・G2の阪神スプリングジャンプ（阪神障害芝3900m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったエイシンクリックから1馬身半差の2着となった。

10月16日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた36戦目は、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3110m 曇/良）に出走。鞍上は平沢健治騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7歳（2023年）

3月11日、約5か月の休み明けで迎えた37戦目は、J・G2の阪神スプリングジャンプ（阪神障害芝3900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で平沢健治騎手（3戦1勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。10着に終わった。

2023年5月3日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。