オースミリンド（1996年生、母ダンシングアウンティー）

オースミリンド（1996年1月18日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のWoodman（当時13歳）と交配したダンシングアウンティーが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はカヤノ牧場。戦績は、中央平地38戦4勝2着5回。1999年の菖蒲ステークス(オープン)で2着に入った他、1999年のホンコン・ジョッキークラブ・トロフィー(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

清水久雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1998年）

8月15日、デビュー戦は南井克巳騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（札幌芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は436kg。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したドラゴンマリーンを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

8月29日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（札幌芝1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

9月19日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

10月24日、中4週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で南井克巳騎手（3戦0勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったリンクスオブタイムに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

11月8日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で南井克巳騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月12日、中4週で迎えた6戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月26日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るシゲルエンジェルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（1999年）

1月9日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で飯田祐史騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリンクスオブタイムに3馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

1月23日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳オープンの紅梅ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で飯田祐史騎手（3戦2勝）。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

5月2日、約3か月半の休養明けで迎えた10戦目は、3歳オープンの端午ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で飯田祐史騎手（4戦2勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に終わった。

5月23日、中2週で迎えた11戦目は、3歳オープンのホンコン・ジョッキークラブ・トロフィー（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で飯田祐史騎手（5戦2勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では弾けるように疾駆したが、勝ったマイシーズンにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

6月13日、中2週で迎えた12戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの菖蒲ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、抜け出したバクシンヒーローを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

7月4日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳900万下のやまゆりステークス（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（6戦2勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバテてしまい10着に敗れた。

10月17日、約3か月半の休養明けで迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（7戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では豪脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のフェルナンディーナに1馬身1/4の差をつけて3勝目をつかんだ。

11月13日、中3週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の大原ステークス（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で飯田祐史騎手（8戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、抜け出したサンフォードシチーに3/4馬身届かず2着に敗北した。

4歳（2000年）

1月5日、中7週で迎えた16戦目は、5歳以上1600万下の門松ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で飯田祐史騎手（9戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

1月30日、中3週で迎えた17戦目は、5歳以上1600万下の洞海湾ステークス（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で飯田祐史騎手（10戦3勝）。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に敗れた。

2月6日、連闘で迎えた18戦目は、5歳以上1600万下の橿原ステークス（京都ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で飯田祐史騎手（11戦3勝）。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

2月26日、中2週で迎えた19戦目は、牝馬限定の5歳以上1600万下のうずしおステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で飯田祐史騎手（12戦3勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に終わった。

3月25日、中3週で迎えた20戦目は、5歳以上1600万下のなにわステークス（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で飯田祐史騎手（13戦3勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず12着に敗れた。

4月22日、中3週で迎えた21戦目は、5歳以上1600万下のメルボルントロフィー（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で飯田祐史騎手（14戦3勝）。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず10着に終わった。

5月27日、中4週で迎えた22戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上1600万下の欅ステークス（東京ダート1600m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のノボトゥルーをハナ差振り切って勝利を手中に収めた。

11月18日、約6か月の休み明けで迎えた23戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の霜月ステークス（東京ダート1400m 晴/重）に出走。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

12月23日、中4週で迎えた24戦目は、菊沢隆仁騎手を鞍上に迎えて、ベテルギウスステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

5歳（2001年）

1月5日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上1600万下の門松ステークス（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆仁騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

1月22日、中1週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の羅生門ステークス（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆仁騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入った。

3月11日、中6週で迎えた27戦目は、4歳以上1600万下のブラッドストーンステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

4月8日、中3週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の梅田ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆仁騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上1600万下のメルボルントロフィー（京都ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆仁騎手（4戦0勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、5着に入り込んだ。

5月13日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上1600万下の立夏ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に敗れた。

6月2日、中2週で迎えた31戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の麦秋ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（3戦1勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた32戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の水無月ステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆仁騎手（5戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

7月7日、中2週で迎えた33戦目は、4歳以上1600万下のストークステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆仁騎手（6戦0勝）。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は力尽きて10着に終わった。

8月5日、中3週で迎えた34戦目は、KBC杯（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（15戦3勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

8月26日、中2週で迎えた35戦目は、ハンデ戦でオープンの阿蘇ステークス（小倉ダート1700m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（16戦3勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

9月9日、中1週で迎えた36戦目は、3歳以上1600万下の涼秋ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で飯田祐史騎手（17戦3勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

10月6日、中3週で迎えた37戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の大原ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で飯田祐史騎手（18戦3勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に終わった。

11月25日、中6週で迎えた38戦目は、宇田登志夫騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の貴船ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを14番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に終わった。