ロードインファイト（2017年生、母パルテノン）

ロードインファイト（2017年3月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+ボクシングの戦法の一つ」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキンシャサノキセキ（当時14歳）と交配したパルテノンが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者はケイアイファーム。戦績は、中央平地18戦2勝2着2回、地方10戦6勝2着1回。主な勝ち鞍は2020年の一般C4-2。

経歴

デビュー前

ロードサラブレッドオーナーズにて総額1,620万円（3.24万×500口）で一口馬主が募集された。

野中賢二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

12月21日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は444kg。18頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

3歳（2020年）

6月20日、約6か月の休養明けで迎えた2戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1400m 晴/稍重）に出走。18頭立ての10番人気で17番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず16着に終わった。

9月29日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、一般C4-6（門別ダート1500m 内回り晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛進したが、ムッシュパイロに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

10月13日、中1週で迎えた4戦目は、一般C4-5（門別ダート1500m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のホウオウガルーダに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

11月4日、中2週で迎えた5戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、一般C4-2（門別ダート1700m 曇/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るキーコーズウェイを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて2勝目をつかんだ。

4歳（2021年）

5月22日、約6か月半の休み明けで迎えた6戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

7月11日、中6週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

8月21日、中5週で迎えた8戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、後続を2馬身以上離して、かなりのハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では賦性の負けじ魂を発揮してゴールまで頑張り、4着を確保した。

9月4日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で小崎綾也騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では見所を作れず16着に敗れた。

5歳（2022年）

3月6日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。

4月17日、中5週で迎えた11戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

5月1日、中1週で迎えた12戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 小雨/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、勝ったランスルーをハナ差捉え切れず2着に惜敗した。

5月21日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田大和騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のコンテナジュニアに4馬身の差をつけて久々に美酒を浴びた。

7月23日、中8週で迎えた14戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの横手特別（福島ダート1700m 晴/重）に出走。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るカズロレアートを上がり3位タイの末脚でクビ差だけ差し切って4勝目を手中に収めた。

9月4日、中5週で迎えた15戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの西日本スポーツ杯（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったクリノドラゴンにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

9月25日、中2週で迎えた16戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの内房ステークス（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に敗れた。

6歳（2023年）

1月22日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの豊前ステークス（小倉ダート1700m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り14着に敗れた。

2月25日、中4週で迎えた18戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの伊丹ステークス（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

7月1日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの鶴ヶ城ステークス（福島ダート1700m 曇/重）に出走。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバテてしまい11着に終わった。

8月20日、中6週で馬体重を前走からさらに16kg減らして迎えた20戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの薩摩ステークス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上3勝クラスの宮崎ステークス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。

10月22日、中6週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた22戦目は、井上瑛太騎手を鞍上に迎えて、目指せジョッキー特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のパスポートチェックに7馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

11月5日、中1週で迎えた23戦目は、一般A B（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上瑛太騎手（1戦1勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカドフィールに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

12月2日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた24戦目は、キセキ賞（高知ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で井上瑛太騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた25戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、ターコイズ特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

7歳（2024年）

2月25日、中9週で迎えた26戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、スズランスイセン特別（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて、最後は2着のゼンノジャスタを3/4馬身振り切って圧倒的支持に応えた。

3月17日、中2週で迎えた27戦目は、弥生特別（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではジリジリと前との差を詰めて、最後は2着のヒカリオーソをクビ差振り切って8勝目を獲得した。

4月14日、中3週で迎えた28戦目は、一般A2（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は永森大智騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

2020年11月5日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。