テミス（1999年生、母スイートスカレー）

テミス（1999年5月23日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のシャーディー（当時13歳）と交配したスイートスカレーが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（株）チャンピオンズファーム。戦績は、中央平地19戦0勝2着3回、地方18戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2002年のアメジスト賞。

経歴

デビュー前

小桧山悟厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2001年）

10月13日、デビュー戦は角田晃一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

10月27日、中1週で迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に敗れた。

3歳（2002年）

1月26日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、G.ビエトリーニ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1000m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では矢のような伸び脚で猛追したが、勝ったプリンセスアスカに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

2月9日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でG.ビエトリーニ騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったチアズスピードオーに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

2月23日、中1週で迎えた5戦目は、B.ドイル騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3月10日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でB.ドイル騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出し、3着に入った。

3月23日、中1週で迎えた7戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に敗れた。

5月8日、中6週で迎えた8戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のナイスビット特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

5月20日、中1週で迎えた9戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアメジスト賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタマノダイオーに約11馬身の大差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月3日、中5週で迎えた10戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップヴァルカン賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったサンエムノヴァから2馬身半差の2着に敗北した。

7月29日、中3週で迎えた11戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、バルーンカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

12月15日、約4か月半の休み明けで迎えた12戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に終わった。

4歳（2003年）

1月5日、中2週で迎えた13戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見事な伸び脚で急追したが、勝ったオペラドリームに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

1月25日、中2週で迎えた14戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では稲妻のようなを披露したが、5着に終わった。

4月8日、中9週で迎えた15戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、ファンシーステッキ特別（船橋ダート1600m 雨/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

8月6日、約4か月の休養明けで迎えた16戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、アリオト特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月1日、中3週で迎えた17戦目は、中央条件交流十五夜特別（宇都宮ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は水野貴史騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったトーセンマイウェイから5馬身差の2着に敗北した。

9月16日、中1週で迎えた18戦目は、セプテンバースター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は酒井忍騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず13着に敗れた。

10月4日、中2週で迎えた19戦目は、見沢譲治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に終わった。

10月29日、中3週で迎えた20戦目は、門別川特別（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。3着に入った。

11月12日、中1週で迎えた21戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、ノベンバースター賞（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

12月20日、中4週で迎えた22戦目は、丸山侯彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

5歳（2004年）

1月18日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた23戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず10着に終わった。

2月28日、中5週で迎えた24戦目は、柄崎将寿騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では全く伸びず14着に終わった。

4月4日、中4週で迎えた25戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は五十嵐雄祐騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず13着に終わった。

4月17日、中1週で迎えた26戦目は、高野和馬騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に終わった。

5月4日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた27戦目は、創成川特別（札幌(地)ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月10日、中4週で迎えた28戦目は、アーバンステージ水無月賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

7月14日、中4週で迎えた29戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、由良川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず10着に終わった。

8月8日、中3週で迎えた30戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず10着に終わった。

10月6日、中7週で迎えた31戦目は、沙流川特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（3戦0勝）。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6歳（2005年）

2月7日、約4か月の休み明けで迎えた32戦目は、サンライズカップ（佐賀ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は高野和馬騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず9着に終わった。

3月12日、中4週で迎えた33戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/重）に出走。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に終わった。

4月12日、中3週で迎えた34戦目は、マルチスピリット特別（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた35戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず14着に終わった。

5月4日、中0週で迎えた36戦目は、石狩川特別（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（4戦0勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月23日、中2週で迎えた37戦目は、メイスター賞（川崎ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は高野和馬騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。