コペルティーナ（1991年生、母カーリムフエザー）

コペルティーナ（1991年6月1日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサウスアトランテイツク（当時11歳）と交配したカーリムフエザーが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）谷岡牧場。戦績は、中央平地27戦6勝2着2回。1996年の納涼ステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田子冬樹厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1994年）

9月24日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（中山ダート1200m 雨/稍重）に出走。馬体重は450kg。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、苛烈なペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天授の闘争心でゴールまで頑張り、3着に入った。

10月22日、中3週で迎えた2戦目は、蛯沢誠治騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1000m 曇/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、ラベンダージョオーにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

4歳（1995年）

4月30日、約6か月半の休み明けで迎えた3戦目は、土谷智紀騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の土湯特別（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したエイジプリンスにハナ差届かず2着となった。

5月7日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、5歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で土谷智紀騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

5月14日、連闘で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた5戦目は、5歳以上500万下（福島芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で土谷智紀騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、極端なハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて、最後は2着のアブストラクトに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5歳（1996年）

1月15日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から22kg戻して迎えた6戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に敗れた。

2月4日、中2週で迎えた7戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場なく10着に終わった。

2月25日、中2週で迎えた8戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

3月10日、中1週で迎えた9戦目は、田口大二郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

3月30日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1200m 雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は西田雄一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩着実に差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のカオリファーストをアタマ差振り切って先頭ゴールを果たした。

4月21日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた12戦目は、成島正規騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の長岡特別（新潟芝1200m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のヤクモエンジェルを半馬身振り切って3勝目をゲットした。

6月15日、中5週で迎えた13戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の早乙女特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（3戦0勝）。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

7月14日、中3週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の五頭連峰特別（新潟芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（4戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではひたひたと前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のアインボーイをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

8月4日、中2週で迎えた15戦目は、G3の関屋記念（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（5戦1勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き6着に終わった。

8月31日、中3週で迎えた16戦目は、納涼ステークス（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（6戦1勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のモリチヅルを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

9月21日、中2週で迎えた17戦目は、オータムスプリントステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で江田照男騎手（7戦2勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦したが、4着に終わった。

10月19日、中3週で迎えた18戦目は、ハンデ戦でオープンのアイルランドトロフィー（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で江田照男騎手（8戦2勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた19戦目は、新潟日報賞（新潟芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（3戦1勝）。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

6歳（1997年）

4月13日、約5か月半の休養明けで迎えた20戦目は、卯月ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（9戦2勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

5月10日、中3週で迎えた21戦目は、G2の京王杯スプリングカップ（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（10戦2勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚が上がってしまい16着に終わった。

6月15日、中4週で迎えた22戦目は、福島競馬場スタンド改築記念バーデンバーデンカップ（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（11戦2勝）。15頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

7月13日、中3週で迎えた23戦目は、朱鷺ステークス（新潟芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（12戦2勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

8月3日、中2週で迎えた24戦目は、G3の関屋記念（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で江田照男騎手（13戦2勝）。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい10着に終わった。

8月17日、中1週で迎えた25戦目は、ハンデ戦でオープンの新潟日報賞（新潟芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で江田照男騎手（14戦2勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

9月20日、中4週で迎えた26戦目は、4歳以上1600万下の外房ステークス（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で江田照男騎手（15戦2勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るダイワアンジェラをクビ差だけ差し切って制した。

10月26日、中4週で迎えた27戦目は、福島民友カップ（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は土谷智紀騎手（3戦1勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。