カネショウイケメン（2017年生、母シャインスペシャル）

カネショウイケメン（2017年3月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋本馬が整った顔だから」。毛色は鹿毛。種牡馬のモンテロッソ（当時10歳）と交配したシャインスペシャルが17歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は山田昇史。主な勝ち鞍は2020年の浦和800ラウンド。

経歴

デビュー前

1歳のとき、山田昇史から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

古賀史生厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2020年）

3月28日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は508kg。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では末脚が冴えず16着に終わった。

5月2日、中4週で迎えた2戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての18番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず16着に終わった。

5月31日、中3週で迎えた3戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では見せ場なく16着に終わった。

6月30日、中3週で迎えた4戦目は、加藤誓二騎手を鞍上に迎えて、岩清水渓谷賞（門別ダート1200m 曇/重）に出走。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり6着に敗れた。

7月9日、連闘で迎えた5戦目は、一般C4-6（門別ダート1200m 晴/稍重）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で加藤誓二騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

7月22日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、一般C4-6（門別ダート1700m 曇/稍重）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で加藤誓二騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた7戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、サマーセール平取産馬応援賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて5着に敗れた。

8月18日、中1週で迎えた8戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般C4-5（門別ダート1200m 曇/稍重）に56kgの斤量を背負って出走。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず6着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた9戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、一般C4-4（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るモアナコランダムを上がり1位の末脚でアタマ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。

9月22日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた10戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、一般C2三（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

9月27日、連闘で迎えた11戦目は、一般C2（盛岡ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のように疾駆したが、抜け出したサンエイロイヤルにクビ差届かず2着に甘んじた。

10月12日、中1週で迎えた12戦目は、久慈市山形村短角牛賞（盛岡ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るタイセイアンバーを驚異的な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

10月18日、連闘で迎えた13戦目は、一般C2（盛岡ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本政聡騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて、最後は2着のアルソミトラを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

11月2日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2（盛岡ダート1000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山本政聡騎手（4戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアルソミトラに5馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

11月26日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の浦和800ラウンド（浦和ダート800m 晴/稍重）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のメモリアルクイーンに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

12月23日、中3週で迎えた16戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、浦和800ラウンド（浦和ダート800m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

4歳（2021年）

1月14日、中2週で迎えた17戦目は、馬い!?大寒卵とご飯を食べよう（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

2月5日、中2週で迎えた18戦目は、浦和800ラウンド（浦和ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、抜け出したシグラップリンリンを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

2月23日、中2週で迎えた19戦目は、越生梅林賞（浦和ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月30日、中4週で迎えた20戦目は、浦和800ラウンド（浦和ダート800m 曇/重）に出走。鞍上は繁田健一騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5月12日、中5週で迎えた21戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、浦和800ラウンド（浦和ダート800m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したホウオウファーストを差し切れず、2馬身差の2着となった。

6月1日、中2週で迎えた22戦目は、浦和800ラウンド（浦和ダート800m 晴/重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、抜け出したセイエイビビットに3/4馬身届かず2着に敗北した。

6月15日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた23戦目は、駿逸賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。

7月7日、中2週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた24戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、稲光賞（川崎ダート900m 曇/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のセイエイビビットに2馬身半の差をつけて6勝目を手にした。

7月30日、中2週で迎えた25戦目は、烈火賞（川崎ダート900m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったルイジアンナに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

8月27日、中3週で迎えた26戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、神威賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

9月14日、中2週で迎えた27戦目は、紅玉賞（川崎ダート900m 雨/稍重）に出走。鞍上は笹川翼騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったゴデレッチョに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月14日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた28戦目は、田中涼騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五六（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

2022年1月11日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。