リストン（2020年生、母ステファニーラン）

リストン（2020年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のミッキーアイル（当時9歳）と交配したステファニーランが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は上水牧場。2023年の駿蹄賞(地方重賞)に勝利した他、2023年の新春ペガサスカップ(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、上水牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、和田博美によって550万円で落札された。

田中正二厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2022年）

5月12日、デビュー戦は阪野学騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1100m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったパワトゥザピープルに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

6月2日、中2週で迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で阪野学騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて、最後は2着のコンテパルティロに1馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

7月13日、中5週で迎えた3戦目は、2歳オープンのターフチャレンジ1（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で阪野学騎手（2戦1勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい8着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた4戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ3（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で阪野学騎手（3戦1勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

8月16日、中2週で迎えた5戦目は、2歳（門別ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で阪野学騎手（4戦1勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた6戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、2歳（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

9月14日、中1週で迎えた7戦目は、2歳（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた8戦目は、2歳オープンのサファイア特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は阪野学騎手（5戦1勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るキモンアップルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

10月11日、中1週で迎えた9戦目は、2歳オープンの新冠産米「判官伝説」特別（門別ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は岩橋勇二騎手（2戦0勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず3着に敗れた。

11月3日、中2週で迎えた10戦目は、2歳Jpn3のJBC2歳優駿（門別ダート1800m 曇/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は阪野学騎手（6戦2勝）。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は減速してしまい10着に終わった。

12月5日、中4週で迎えた11戦目は、2歳（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で阪野学騎手（7戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のヤノニノキセキに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

3歳（2023年）

1月17日、中5週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞の新春ペガサスカップ（名古屋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で阪野学騎手（8戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のエムエスドンに2馬身半の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

2月28日、中5週で迎えた13戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のスプリングカップ（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

4月5日、中4週で迎えた14戦目は、3歳地方重賞の新緑賞（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るブレイブゾロを次元の違う末脚で半馬身差し切って単勝一倍台の支持に応えた。

5月3日、中3週で迎えた15戦目は、3歳地方重賞の駿蹄賞（名古屋ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（2戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のマロンアイスに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

5月31日、中3週で迎えた16戦目は、3歳地方重賞の東海ダービー（名古屋ダート2100m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月20日、中6週で迎えた17戦目は、3歳オープンのブルームカップ（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で丸野勝虎騎手（4戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、ペップセに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

8月30日、中5週で迎えた18戦目は、3歳オープンの岐阜金賞（笠松ダート1900m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で丸野勝虎騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は力尽きて8着に敗れた。

9月22日、中2週で迎えた19戦目は、3歳オープンの秋の鞍（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で丸野勝虎騎手（6戦2勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、4着を確保した。

11月6日、中5週で迎えた20戦目は、シトリンオープン（名古屋ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で丸野勝虎騎手（7戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

12月1日、中3週で迎えた21戦目は、トパーズオープン（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で丸野勝虎騎手（8戦2勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

4歳（2024年）

1月4日、中4週で迎えた22戦目は、名古屋記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で丸野勝虎騎手（9戦2勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて10着に終わった。

2月1日、中3週で迎えた23戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、如月昇竜戦（名古屋ダート1700m 晴/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るロードランヴェルセを上がり1位タイの末脚でハナ差だけ差し切って7勝目を手中に収めた。

2月29日、中3週で迎えた24戦目は、閏日昇竜戦（名古屋ダート1700m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛進したが、勝ったアルバーシャにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。