アドミラルトラップ（2001年生、母ダービーキングダム）

アドミラルトラップ（2001年4月12日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「提督の罠」。毛色は栗毛。種牡馬のマーベラスサンデー（当時9歳）と交配したダービーキングダムが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は合名会社社台牧場。戦績は、中央平地14戦0勝2着1回、地方24戦2勝2着5回。主な勝ち鞍は2005年の一般F3。

経歴

デビュー前

高橋成忠厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2004年）

5月29日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

7月17日、中6週で迎えた2戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入った。

8月8日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で難波剛健騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に敗れた。

4歳（2005年）

5月1日、約9か月の休養明けで迎えた4戦目は、中越豊光騎手を鞍上に迎えて、浦戸のじいちゃんありがとう特別（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したロイヤルサンサンを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

5月21日、中2週で迎えた5戦目は、一般F4（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中越豊光騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

6月4日、中1週で迎えた6戦目は、一般F4（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で中越豊光騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したスルガロイターを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

6月18日、中1週で迎えた7戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、一般F4（高知ダート1300m 晴/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、逃げるタイキオーディンを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

7月2日、中1週で迎えた8戦目は、一般F3（高知ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は中越豊光騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマルタカブリザードに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月10日、連闘で迎えた9戦目は、それ行け高知競馬特別（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中越豊光騎手（4戦1勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5歳（2006年）

7月30日、約13か月の休養明けで馬体重を前走から27kg増やして迎えた10戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、極端なスローペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着を確保した。

8月20日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の知床特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフさで最後まで敢闘したが、マナーハウスに交わされて2馬身半差の2着となった。

9月16日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松田大作騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

10月21日、中4週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は難波剛健騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場なく14着に敗れた。

11月4日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で難波剛健騎手（3戦0勝）。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず14着に敗れた。

6歳（2007年）

11月3日、約12か月の休み明けで迎えた16戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で難波剛健騎手（4戦0勝）。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では鋭い脚を使えず15着に終わった。

11月24日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で難波剛健騎手（5戦0勝）。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。端をきり、非常に緩いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり13着に終わった。

7歳（2008年）

2月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、4歳以上500万下の小石原特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で難波剛健騎手（6戦0勝）。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。

3月23日、中5週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下の豊橋特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で難波剛健騎手（7戦0勝）。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚が止まってしまい16着に終わった。

3月30日、連闘で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で難波剛健騎手（8戦0勝）。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

5月11日、中5週で馬体重を前走から24kg減らして迎えた21戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、WELOVE久美特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に敗れた。

5月24日、中1週で迎えた22戦目は、郷間勇太騎手を鞍上に迎えて、一般B3（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた23戦目は、必ず幸せにします特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は永森大智騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

6月20日、中1週で迎えた24戦目は、一般B2（高知ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

6月29日、連闘で迎えた25戦目は、濱田達也騎手を鞍上に迎えて、一般A Bイ（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

7月5日、連闘で迎えた26戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で濱田達也騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、シンボリマーリンズにハナ差交わされて2着となった。

7月19日、中1週で迎えた27戦目は、一般A3（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で濱田達也騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に敗れた。

8月3日、中1週で迎えた28戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は郷間勇太騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

8月17日、中1週で迎えた29戦目は、寺地誠一騎手を鞍上に迎えて、一般A3（高知ダート1300m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に終わった。

8月24日、連闘で迎えた30戦目は、一般A Bイ（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は永森大智騎手（3戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に終わった。

8月31日、連闘で迎えた31戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は郷間勇太騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に終わった。

9月7日、連闘で迎えた32戦目は、一般Aイ（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は寺地誠一騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

9月14日、連闘で迎えた33戦目は、愛鳥チーちゃん特別（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は永森大智騎手（4戦0勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず8着に終わった。

10月25日、中5週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた34戦目は、一般E10（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は濱田達也騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

11月1日、連闘で迎えた35戦目は、一般E8（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で濱田達也騎手（4戦0勝）。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。

11月24日、中2週で迎えた36戦目は、一般E9（高知ダート1300m 小雨/重）に出走。鞍上は永森大智騎手（5戦0勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマリアジアを捕まえ切れず、ハナ差の2着に惜敗した。

11月30日、連闘で迎えた37戦目は、一般Eホ（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（6戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のパクに4馬身の差をつけて1番人気に応えた。

12月14日、中1週で迎えた38戦目は、一般E7（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で永森大智騎手（7戦1勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。