カピターノ（2004年生、母タケショウティアラ）

カピターノ（2004年3月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「船長（伊）。父名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキャプテンスティーヴ（当時7歳）と交配したタケショウティアラが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）富菜牧場。戦績は、中央平地34戦2勝2着2回、中央障害9戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2009年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額1,890万円（9.45万×200口）で一口馬主が募集された。

勢司和浩厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

1月21日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は476kg。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

5月26日、約4か月の休み明けで迎えた2戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。18頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

7月28日、中8週で迎えた3戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長く末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のジャンバルジャンに1馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

11月23日、約4か月の休み明けで迎えた4戦目は、3歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦1勝）。18頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

4歳（2008年）

1月27日、中8週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

4月27日、約3か月の休養明けで迎えた6戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で吉田隼人騎手（3戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は垂れてしまい13着に敗れた。

5月18日、中2週で迎えた7戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、ナチュラルウィンにハナ差交わされて2着に惜敗した。

6月7日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に敗れた。

7月26日、中6週で迎えた9戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

9月7日、中5週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/不良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。11着に敗れた。

10月26日、中6週で迎えた11戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に敗れた。

11月9日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

5歳（2009年）

2月15日、約3か月半の休養明けで迎えた13戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の強い精神力で最後まで踏ん張ったが、逃げるエイダイセルリアを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

3月7日、中2週で迎えた14戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り晴/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に敗れた。

7月26日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1400m 曇/良）に出走。17頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には届かず10着に終わった。

9月21日、中7週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた16戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のセンザイイチグウをアタマ差振り切って久方ぶりに勝利を挙げた。

12月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた17戦目は、3歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入り込んだ。

6歳（2010年）

2月6日、中7週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月21日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず11着に敗れた。

7月18日、約5か月の休養明けで迎えた20戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の火打山特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての8番人気で大外17番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮し、3着に入った。

9月11日、中7週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の上総特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず4着に敗れた。

12月5日、約3か月の間隔を開けて迎えた22戦目は、3歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

7歳（2011年）

2月13日、中9週で迎えた23戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（3戦0勝）。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に敗れた。

4月10日、中7週で迎えた24戦目は、4歳以上1000万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（4戦0勝）。18頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に敗れた。

7月31日、約3か月半の休養明けで迎えた25戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の豊栄特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

8月28日、中3週で迎えた26戦目は、3歳以上1000万下の月岡温泉特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

9月11日、中1週で迎えた27戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の白井特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く4着に終わった。

10月1日、中2週で迎えた28戦目は、3歳以上1000万下の鎌ケ谷特別（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

8歳（2012年）

4月15日、約6か月半の休養明けで迎えた29戦目は、4歳以上1000万下の鹿野山特別（中山芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は柴田大知騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

5月6日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上1000万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（3戦0勝）。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい8着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上1000万下の八ヶ岳特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（4戦0勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた32戦目は、3歳以上1000万下のホンコンジョッキークラブトロフィー（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

7月7日、中4週で迎えた33戦目は、3歳以上1000万下の松島特別（福島芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は中谷雄太騎手（2戦0勝）。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

8月11日、中4週で迎えた34戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。11着に敗れた。

9月1日、中2週で迎えた35戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

9月29日、中3週で迎えた36戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で石神深一騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったハッピーティアから8馬身差の2着となった。

10月21日、中2週で迎えた37戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で石神深一騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のジェットストリームに5馬身の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

11月17日、中3週で迎えた38戦目は、秋陽ジャンプステークス（東京障害芝3110m 小雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で石神深一騎手（4戦1勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月22日、中4週で迎えた39戦目は、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 曇/稍重）に63kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で石神深一騎手（5戦1勝）。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。15着に終わった。

9歳（2013年）

3月23日、約3か月の休み明けで迎えた40戦目は、ペガサスジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で石神深一騎手（6戦1勝）。13頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。

4月13日、中2週で迎えた41戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、J・G1の中山グランドジャンプ（中山障害芝4250m 外回り晴/良）に63kgの斤量を背負って出走。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。

6月2日、中6週で迎えた42戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の是政特別（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず15着に終わった。

6月22日、中2週で迎えた43戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、J・G3の東京ジャンプステークス（東京障害芝3110m 晴/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。11着に終わった。