コスモスティール（2007年生、母スティールウインナ）

コスモスティール（2007年3月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋鋼鉄」。毛色は栗毛。種牡馬のマイネルセレクト（当時8歳）と交配したスティールウインナが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は白瀬盛雄。戦績は、中央平地3戦0勝、地方14戦7勝2着3回。主な勝ち鞍は2010年のしなね祭特別(一般C3-1)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、白瀬明から「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、白瀬明から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって315万円で落札された。

坂本勝美厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2010年）

1月31日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

2月28日、中3週で迎えた2戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

3月21日、中2週で迎えた3戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びを欠き11着に終わった。

5月10日、中6週で迎えた4戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の及川サトル大賞典特別（高知ダート1300m 小雨/重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい3着に敗れた。

5月15日、連闘で迎えた5戦目は、3歳（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るトサキャロルを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って初白星を挙げた。

5月21日、連闘で迎えた6戦目は、3歳（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（2戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るポルカドットを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

6月6日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で赤岡修次騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったプラウドメアリーに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

6月20日、中1週で迎えた8戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の高知優駿（高知ダート1900m 雨/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

6月25日、連闘で迎えた9戦目は、一般C3イ（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（4戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のセフティーベストに7馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

7月4日、連闘で迎えた10戦目は、一般C3-7（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（5戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったプラウドメアリーに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

7月17日、中1週で迎えた11戦目は、一般C3-4（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（6戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて、最後は2着のマイスプレンダーに1馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

7月31日、中1週で迎えた12戦目は、越知町によどかあにばる特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で赤岡修次騎手（7戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のマイネルポンピオンに1馬身半の差をつけて5勝目をマークした。

8月22日、中2週で迎えた13戦目は、しなね祭特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で赤岡修次騎手（8戦5勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るエーシンレドメーンを次元の違う末脚でハナ差だけ差し切って断トツ人気に応えた。

8月27日、連闘で迎えた14戦目は、一般C2-4（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で赤岡修次騎手（9戦6勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスイートフィドルに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

9月18日、中2週で迎えた15戦目は、松井茂雄退職記念特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で赤岡修次騎手（10戦7勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

10月11日、中2週で迎えた16戦目は、一般C2-4（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で赤岡修次騎手（11戦7勝）。6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したメイショウアーリーを捕まえ切れず、アタマ差の2着に甘んじた。

10月29日、中2週で迎えた17戦目は、郷間勇太騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の黒潮菊花賞（高知ダート1900m 曇/重）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。