トウカイテネシー（1994年生、母トウカイナチユラル）

トウカイテネシー（1994年4月12日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のシンボリルドルフ（当時13歳）と交配したトウカイナチユラルが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）長浜牧場。戦績は、中央平地22戦2勝2着7回。主な勝ち鞍は1998年の陸奥湾特別(500万下)。

経歴

デビュー前

松元省一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1996年）

12月7日、デビュー戦は村山明騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（阪神芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は408kg。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に敗れた。

3歳（1997年）

7月12日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた2戦目は、細江純子騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（小倉芝1800m 雨/稍重）に50kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではシャープな伸びを見せたが、勝ったジンミスカオリにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

7月26日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（小倉芝1700m 雨/良）に出走。鞍上は村山明騎手（1戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、勝ったマウンテンキャップにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

8月16日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村山明騎手（2戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったシマノユキヒメに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

9月13日、中3週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村山明騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、鬼脚を爆発させて、最後は2着のスリータイクーンに1馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

9月28日、中1週で迎えた6戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

11月22日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、4歳以上500万下の犬山特別（中京芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は村山明騎手（4戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

12月7日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた8戦目は、4歳以上500万下の尾張特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村山明騎手（5戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

4歳（1998年）

4月19日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた9戦目は、5歳以上500万下の二見ケ浦特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は細江純子騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

5月9日、中2週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下の糸魚川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は村山明騎手（6戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村山明騎手（7戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、逃げるメロディトウショウを差し切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

6月6日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村山明騎手（8戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

7月5日、中3週で迎えた13戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の陸奥湾特別（函館芝2000m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のタイカラムーンに1馬身半の差をつけて制した。

7月19日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下の臥牛山特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したタヤスマッキンリーにクビ差届かず2着に惜敗した。

8月1日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下の北洋特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月21日、約3か月半の休み明けで迎えた16戦目は、4歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったホウライアカデミーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

12月5日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の高山特別（中京芝1800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では物凄い伸び脚を見せたが、勝ったテンザンキラリにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

5歳（1999年）

1月9日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた18戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

2月13日、中4週で迎えた19戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の熱田特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。

2月28日、中1週で迎えた20戦目は、5歳以上500万下の長良川特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

3月27日、中3週で迎えた21戦目は、5歳以上500万下の穂高特別（中京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は幸英明騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた22戦目は、5歳以上500万下（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（5戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。