エムエムキセキ（2007年生、母モガミマイウエー）

エムエムキセキ（2007年3月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「馬主のイニシャルより＋父名の一部」。毛色は青毛。種牡馬のフジキセキ（当時15歳）と交配したモガミマイウエーが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は田中元寿。戦績は、中央平地4戦0勝、地方7戦5勝2着1回。主な勝ち鞍は2011年の4歳以上C2-20。

経歴

デビュー前

南田美知雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

11月22日、デビュー戦は村田一誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は492kg。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

3歳（2010年）

7月10日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず13着に終わった。

8月21日、中5週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は村田一誠騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。17着に終わった。

4歳（2011年）

2月20日、約6か月の休養明けで迎えた4戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 25（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のシゲルユキムラを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

3月12日、中2週で迎えた5戦目は、4歳以上C2-20（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中直人騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして、最後は2着のサクラアメージングを半馬身振り切ってファンの支持に応えた。

4月9日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた6戦目は、4歳以上C2 14（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中直人騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のハヴアドリームに5馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

4月24日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた7戦目は、4歳以上C2 13（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田中直人騎手（3戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のエーティーボストンをアタマ差振り切って破竹の4連勝を決めた。

5月28日、中4週で迎えた8戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1300m 雨/不良）に出走。15頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では脚を伸ばせず15着に終わった。

6月26日、中3週で迎えた9戦目は、山下貴光騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-8（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では逸出した伸び脚で驀進したが、シゲルキチョウに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

7月10日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下貴光騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

7月24日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山下貴光騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて、最後は2着のサンマルエンゼルを半馬身振り切って5勝目をマークした。