ミナミノジャック（1992年生、母ジャックセレーネ）
Minamino Jack
1992.05.19
ミナミノジャック（1992年5月19日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトニービン（当時9歳）と交配したジャックセレーネが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者はホウセイ牧場。戦績は、中央平地21戦5勝2着4回、地方11戦2勝2着2回。1999年の金盃(ハンデ地方重賞)に勝利した他、1998年の’98かちどき賞を制する活躍をした。その他にも重賞1勝を挙げた。
経歴
デビュー前
清水利章厩舎（美浦）へ入厩。
3歳（1995年）
10月7日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、抜け出したパリスアラジンを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。
11月18日、中5週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。
4歳（1996年）
5月2日、約5か月半の休養明けで迎えた3戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、スプリング賞（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったリーディングボードから2馬身差の2着となった。
5月20日、中2週で迎えた4戦目は、妙高特別（新潟(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったスノーストームからクビ差の2着に甘んじた。
6月22日、中4週で迎えた5戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のスマイリングカットに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。
7月6日、中1週で迎えた6戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（3戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るホウザンフレームを猛烈な末脚でクビ差だけ差し切って圧倒的人気に応えた。
8月4日、中3週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下の柏崎特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田善臣騎手（4戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったアイディンショットに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。
9月23日、中6週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下の鹿島灘特別（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で柴田善臣騎手（5戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では上々の伸びを見せたが、エステートジョージにアタマ差交わされて2着に甘んじた。
10月27日、中4週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で柴田善臣騎手（6戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったウインディライトにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。
11月24日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の芦ノ湖特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で柴田善臣騎手（7戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のグランキャノネイドを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。
5歳（1997年）
1月15日、中6週で迎えた11戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で柴田善臣騎手（8戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のメイビートゥモローをハナ差振り切って4勝目を収める
2月23日、中5週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下の鎌ケ谷特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で柴田善臣騎手（9戦4勝）。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のコーヒーブレイクに2馬身の差をつけて5勝目を収める
3月30日、中4週で迎えた13戦目は、アクアマリンステークス（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で柴田善臣騎手（10戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に敗れた。
5月4日、中4週で迎えた14戦目は、薫風ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で柴田善臣騎手（11戦5勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に敗れた。
12月21日、約7か月半の休み明けで迎えた15戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のサンタクロースステークス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に敗れた。
6歳（1998年）
1月10日、中2週で迎えた16戦目は、5歳以上1600万下のアレキサンドライトステークス（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（12戦5勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に敗れた。
2月15日、中4週で迎えた17戦目は、5歳以上1600万下のテレビ山梨杯（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（13戦5勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず14着に終わった。
3月8日、中2週で迎えた18戦目は、5歳以上1600万下のアクアマリンステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（14戦5勝）。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く16着に終わった。
4月5日、中3週で迎えた19戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1600万下の京葉ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に終わった。
4月26日、中2週で迎えた20戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上1600万下の丹沢ステークス（東京ダート2100m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。
5月30日、中4週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の欅ステークス（東京ダート1600m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は柴田善臣騎手（15戦5勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着に入り込んだ。
6月27日、中3週で迎えた22戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1600万下の阿武隈ステークス（福島ダート1700m 曇/重）に出走。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。
7月26日、中3週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の北陸ステークス（新潟ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は柴田善臣騎手（16戦5勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に終わった。
9月29日、中8週で迎えた24戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの武蔵野オープン（大井ダート1800m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れ味光る末脚を発揮し、3着に入った。
10月28日、中3週で迎えた25戦目は、白田日出夫騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のグランドチャンピオン2000（大井ダート2000m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。
11月12日、中1週で迎えた26戦目は、ハンデ地方重賞の東京記念（大井ダート2400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で白田日出夫騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。
12月1日、中2週で迎えた27戦目は、’98かちどき賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に53.5kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で白田日出夫騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のタイセイリーフを3/4馬身振り切って久しぶりに勝ち星を挙げた。
12月23日、中2週で迎えた28戦目は、G1の東京大賞典（大井ダート2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で白田日出夫騎手（3戦1勝）。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。
7歳（1999年）
3月1日、中9週で迎えた29戦目は、ハンデ地方重賞の金盃（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るゴールドヘッドを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて7勝目を獲得した。
5月31日、約3か月の休み明けで迎えた30戦目は、ハンデ地方重賞の大井記念（大井ダート2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。
11月30日、約6か月の休養明けで迎えた31戦目は、ハンデ地方重賞の東京記念（大井ダート2400m 晴/稍重）に出走。鞍上は白田日出夫騎手（4戦1勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。
9歳（2001年）
4月19日、約17か月の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた32戦目は、ハンデ地方重賞の船橋記念（船橋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で白田日出夫騎手（5戦1勝）。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に終わった。