サカイヤオーセリナ（2002年生、母エンドレスチャント）

サカイヤオーセリナ（2002年5月6日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋おお！＋人名」。毛色は鹿毛。種牡馬のジェイドロバリー（当時15歳）と交配したエンドレスチャントが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は藤井牧場。戦績は、中央平地13戦0勝2着1回、地方17戦6勝2着4回。主な勝ち鞍は2005年の水晶山特別。

経歴

デビュー前

1歳のとき、藤井益美から「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

武宏平厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

9月12日、デビュー戦は赤木高太郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい5着に敗れた。

10月2日、中2週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず10着に敗れた。

10月30日、中3週で馬体重を前走から20kg戻して迎えた3戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1600m 雨/良）に出走。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

11月21日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

12月12日、中2週で迎えた5戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたガラディナー決め手に屈してハナ差の2着となった。

3歳（2005年）

1月5日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

2月8日、中4週で迎えた7戦目は、3歳戦の水晶山特別（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は赤木高太郎騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のヤマニンリボールトを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

3月6日、中3週で迎えた8戦目は、3歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（3戦1勝）。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

3月27日、中2週で迎えた9戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

4月16日、中2週で迎えた10戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のれんげ賞（阪神芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

4歳（2006年）

2月25日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は赤木高太郎騎手（4戦1勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

3月12日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた12戦目は、武英智騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

7月23日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は赤木高太郎騎手（5戦1勝）。15頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

11月22日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から9kg絞って迎えた14戦目は、古太尽特別（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（6戦1勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

12月3日、中1週で迎えた15戦目は、畑端省吾騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では決め手に欠いて16着に終わった。

5歳（2007年）

1月1日、中3週で迎えた16戦目は、福重正吾騎手を鞍上に迎えて、はしやんねっと盃（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のエムジェイシーザーをクビ差振り切って久しぶりに美酒を浴びた。

1月14日、中1週で迎えた17戦目は、福寿草特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福重正吾騎手（1戦1勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。最後は脚色が衰えて5着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた18戦目は、一般B9（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で福重正吾騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したコスモワンスモアを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

2月20日、中2週で迎えた19戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、貢・知哉・祥二誕生日おめでとう（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のホーリーオラクルに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

3月5日、中1週で迎えた20戦目は、沈丁花特別（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は福重正吾騎手（3戦1勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた21戦目は、一般B5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のイズミプリンスに5馬身の差をつけて制した。

4月10日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、大山桜特別（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は福重正吾騎手（4戦1勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

4月17日、連闘で迎えた23戦目は、一般B3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（2戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、ベルシャワーに半馬身交わされて2着に敗北した。

5月7日、中2週で迎えた24戦目は、丹羽克輝騎手を鞍上に迎えて、一般B2（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、ヤクモポイントにハナ差交わされて2着に甘んじた。

5月22日、中1週で迎えた25戦目は、一般B3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹羽克輝騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメモリーフロックに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月5日、中1週で迎えた26戦目は、露草特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹羽克輝騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、サンキンツヨシに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

6月19日、中1週で迎えた27戦目は、南天特別（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で丹羽克輝騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のデスペハードに3馬身の差をつけて制した。

7月10日、中2週で迎えた28戦目は、天の川特別（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で丹羽克輝騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

7月25日、中1週で迎えた29戦目は、山田崇史騎手を鞍上に迎えて、ロサンゼルス港特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

8月9日、中1週で迎えた30戦目は、ガザニア特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は丹羽克輝騎手（5戦2勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に終わった。