タンブリングダンス（2007年生、母ミスダイアン）

タンブリングダンス（2007年5月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「床やマットの上で跳躍や回転を行なう運動＋踊り」。毛色は鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時20歳）と交配したミスダイアンが10歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は中川哲也。戦績は、中央平地1戦0勝、地方21戦7勝2着10回。2009年のゴールドウィング賞(地方重賞)で2着に入った他、2010年のスプリングカップ(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

藤ヶ崎一男厩舎（名古屋）へ入厩。

2歳（2009年）

8月14日、デビュー戦は柿原翔騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュゴールド（名古屋ダート800m 晴/重）に出走。馬体重は426kg。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったエメチャンに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

8月25日、中1週で迎えた2戦目は、2歳（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柿原翔騎手（1戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったケイウンコユキに詰め切れず、3馬身差の2着に敗れた。

9月3日、連闘で迎えた3戦目は、2歳（名古屋ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柿原翔騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で追い上げたが、抜け出したパラダイスラビーダに半馬身届かず2着となった。

10月13日、中5週で迎えた4戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のセレクトゴールド（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るワイエスドンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

11月3日、中2週で迎えた5戦目は、2歳地方重賞のゴールドウィング賞（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦1勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したパラダイスラビーダにアタマ差届かず2着となった。

12月1日、中3週で迎えた6戦目は、2歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田稔騎手（2戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のアミーズホープに1馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

12月21日、中2週で迎えた7戦目は、2歳戦の若獅子特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田稔騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のセンゲンコスモに2馬身の差をつけて優勝

3歳（2010年）

1月2日、中1週で迎えた8戦目は、3歳地方重賞の新春ペガサスカップ（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で吉田稔騎手（4戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

1月31日、中3週で迎えた9戦目は、3歳500万下のはこべら賞（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田稔騎手（5戦3勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に終わった。

3月5日、中4週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞のスプリングカップ（名古屋ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で吉田稔騎手（6戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたエレーヌ決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

4月2日、中3週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞の新緑賞（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で吉田稔騎手（7戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で猛追したが、勝ったエレーヌに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月20日、中2週で迎えた12戦目は、おおぐま座特別（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で吉田稔騎手（8戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

9月28日、約5か月半の休み明けで迎えた13戦目は、月見特別（名古屋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は10戦連続で吉田稔騎手（9戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったオスカルフランソワに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月20日、中2週で迎えた14戦目は、一般B3（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で吉田稔騎手（10戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のトーホウバルカンを半馬身振り切って断然の支持に応えた。

4歳（2011年）

2月9日、約3か月半の休み明けで迎えた15戦目は、望春賞（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で吉田稔騎手（11戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

2月23日、中1週で迎えた16戦目は、一般B5（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で吉田稔騎手（12戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見事な伸び脚で急追したが、抜け出したニューブラウンにクビ差届かず2着に甘んじた。

3月9日、中1週で迎えた17戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、一般B4（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で追い上げたが、勝ったレッドブリッツァーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4月21日、中5週で迎えた18戦目は、一般B5（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉田稔騎手（13戦4勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るイワイザケを猛烈な末脚でクビ差だけ差し切って5勝目を手中に収めた。

5月2日、中1週で迎えた19戦目は、獅子座特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（14戦5勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のベルモントパッシオに1馬身の差をつけて優勝

5月16日、中1週で迎えた20戦目は、竹下太騎手を鞍上に迎えて、第1戦エキスパート編（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

6月2日、中1週で迎えた21戦目は、一般B3（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は柿原翔騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のイワクラキングに3馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

6月20日、中2週で迎えた22戦目は、ヘラクレス座特別（名古屋ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柿原翔騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったポレンティーナに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。