オスカルフランソワ（2005年生、母オスカル）

オスカルフランソワ（2005年2月8日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「マンガの登場人物名」。毛色は青毛。種牡馬のワイルドラッシュ（当時11歳）と交配したオスカルが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）藤原牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方27戦13勝2着3回。主な勝ち鞍は2010年の琴座特別(一般B1)。

経歴

デビュー前

藤岡健一厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

9月6日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

9月20日、中1週で迎えた2戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

12月1日、中9週で迎えた3戦目は、柴田直樹騎手を鞍上に迎えて、一般C32（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

4歳（2009年）

1月12日、中5週で迎えた4戦目は、一般C31（名古屋ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田直樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のマンリョウラッキーに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

2月1日、中2週で迎えた5戦目は、一般C27（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田直樹騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。

2月15日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定戦の穴馬券狂藤原茂仁永眠十周年記念（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で柴田直樹騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったミカワクイーンにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

3月2日、中1週で迎えた7戦目は、一般C25（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田直樹騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のスリークロフネに1馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

3月25日、中2週で迎えた8戦目は、ふらんす食堂ここりこ5周年記念（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴田直樹騎手（5戦2勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

4月15日、中2週で迎えた9戦目は、一般C17（名古屋ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で柴田直樹騎手（6戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、スーパークインに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

4月21日、連闘で迎えた10戦目は、大畑騎手500勝おめでとう（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で柴田直樹騎手（7戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて、最後は2着のニシノボイジャーを半馬身振り切って順当に勝利した。

7月3日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で柴田直樹騎手（8戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアイファーシルバーに8馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

7月23日、中2週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた12戦目は、C級チャンピオン（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で柴田直樹騎手（9戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

8月13日、中2週で迎えた13戦目は、一般C9（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で柴田直樹騎手（10戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のマーブルラトゥールに3馬身の差をつけて5勝目を挙げた。

8月27日、中1週で迎えた14戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で柴田直樹騎手（11戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のミススターリングに1馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

9月18日、中2週で迎えた15戦目は、おみなえし特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で柴田直樹騎手（12戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた16戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、一般C5（名古屋ダート1300m 雨/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のディバインステップに1馬身半の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

5歳（2010年）

1月4日、中2週で迎えた17戦目は、千両特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

1月15日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のブルーラピスを半馬身振り切って圧倒的支持に応えた。

2月5日、中2週で迎えた19戦目は、一般B12（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は柴田直樹騎手（13戦6勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のユキノロマンスに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

2月17日、中1週で迎えた20戦目は、如月特別（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田直樹騎手（14戦7勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

3月4日、中1週で迎えた21戦目は、一般B11（名古屋ダート1600m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田直樹騎手（15戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

3月26日、中2週で迎えた22戦目は、一般B11（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田直樹騎手（16戦7勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のフォーカスに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

6月3日、中9週で迎えた23戦目は、一般B7（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田直樹騎手（17戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のフジノクロスを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

6月29日、中3週で迎えた24戦目は、琴座特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で柴田直樹騎手（18戦9勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のニポーティに1馬身の差をつけて勝利数を12に伸ばす

7月27日、中3週で迎えた25戦目は、白鳥座特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で柴田直樹騎手（19戦10勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

9月14日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、長月特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で柴田直樹騎手（20戦10勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、勝ったマヤノリュウジンにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

9月28日、中1週で迎えた27戦目は、月見特別（名古屋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で柴田直樹騎手（21戦10勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のタンブリングダンスに1馬身半の差をつけて勝利数を13に伸ばす

10月26日、中3週で迎えた28戦目は、金沢城カップ（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で柴田直樹騎手（22戦11勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

11月15日、中2週で迎えた29戦目は、カシオペア座特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で柴田直樹騎手（23戦11勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。