ニシノボイジャー（2005年生、母ニシノクインメリー）

ニシノボイジャー（2005年4月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋航海者」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラチトセオー（当時15歳）と交配したニシノクインメリーが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方37戦4勝2着9回。主な勝ち鞍は2009年の4歳以上C2一。

経歴

デビュー前

河内洋厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

4月6日、デビュー戦は渡辺薫彦騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はバテてしまい12着に敗れた。

6月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい15着に終わった。

7月14日、中2週で迎えた3戦目は、竹田吉秀騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のガイアスピリットに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月22日、連闘で迎えた4戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、ブリーズにクビ差交わされて2着に甘んじた。

8月6日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は竹田吉秀騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく5着に敗れた。

8月13日、連闘で馬体重を前走から13kg減らして迎えた6戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は今井貴大騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったロックエンジンに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

8月22日、連闘で馬体重を前走から13kg戻して迎えた7戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は竹田吉秀騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のロックエンジンに5馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

9月4日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で竹田吉秀騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

9月18日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で竹田吉秀騎手（4戦2勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

9月24日、連闘で迎えた10戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で竹田吉秀騎手（5戦2勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

10月3日、連闘で迎えた11戦目は、3歳（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で竹田吉秀騎手（6戦2勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

10月13日、中0週で迎えた12戦目は、3歳戦の釣り情報Gyonet開設記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で竹田吉秀騎手（7戦2勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月22日、連闘で迎えた13戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で竹田吉秀騎手（8戦2勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた14戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、一般C23（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた15戦目は、一般C22（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は竹田吉秀騎手（9戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ミスターサムに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

11月25日、連闘で迎えた16戦目は、一般C21（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で竹田吉秀騎手（10戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったレディショコラに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

12月19日、中2週で迎えた17戦目は、一般C24（名古屋ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で竹田吉秀騎手（11戦2勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったマヤノプディーナに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

4歳（2009年）

1月1日、中1週で迎えた18戦目は、加藤誓二騎手を鞍上に迎えて、一般C16（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

1月7日、連闘で迎えた19戦目は、一般C20（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は竹田吉秀騎手（12戦2勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

1月13日、連闘で迎えた20戦目は、一般C23（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹田吉秀騎手（13戦2勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では見事な伸び脚で驀進したが、ニホンピロボタンに交わされて1馬身半差の2着となった。

1月20日、連闘で迎えた21戦目は、一般C24（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で竹田吉秀騎手（14戦2勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

1月28日、連闘で迎えた22戦目は、一般C19（名古屋ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で竹田吉秀騎手（15戦2勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

2月2日、連闘で迎えた23戦目は、一般C23（名古屋ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で竹田吉秀騎手（16戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

2月9日、連闘で迎えた24戦目は、一般C24（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で竹田吉秀騎手（17戦2勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

2月16日、連闘で迎えた25戦目は、一般C23（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で竹田吉秀騎手（18戦2勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったメルシーパッションに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

2月23日、連闘で迎えた26戦目は、一般C23（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で竹田吉秀騎手（19戦2勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

3月3日、連闘で迎えた27戦目は、一般C21（名古屋ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は9戦連続で竹田吉秀騎手（20戦2勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた28戦目は、一般C18（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で竹田吉秀騎手（21戦2勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月25日、連闘で迎えた29戦目は、友森翔太郎騎手を鞍上に迎えて、ふらんす食堂ここりこ5周年記念（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

4月15日、中2週で迎えた30戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は竹田吉秀騎手（22戦2勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

4月21日、連闘で迎えた31戦目は、大畑騎手500勝おめでとう（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で竹田吉秀騎手（23戦2勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、抜け出したオスカルフランソワに半馬身届かず2着となった。

5月4日、中1週で迎えた32戦目は、岡田晴樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2三（園田ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のボールドコンバットに7馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月19日、中1週で迎えた33戦目は、4歳以上C2一（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡田晴樹騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のニイヤマナイスガイに1馬身3/4の差をつけて断然の支持に応えた。

6月2日、中1週で迎えた34戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。

6月18日、中1週で迎えた35戦目は、柴田直樹騎手を鞍上に迎えて、一般C6（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、抜け出したキセキノカチにアタマ差届かず2着に甘んじた。

7月10日、中2週で迎えた36戦目は、一般C8（名古屋ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は竹田吉秀騎手（24戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

7月24日、中1週で迎えた37戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹田吉秀騎手（25戦2勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったチョウトキメキから1馬身1/4差の2位に入線したが、その後失格となった。

8月13日、中2週で迎えた38戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹田吉秀騎手（26戦2勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

8月27日、中1週で迎えた39戦目は、一般C5（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は柴田直樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。