ジークカイザー（2013年生、母ヒルダズパッション）

ジークカイザー（2013年1月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「勝利（独）＋皇帝（独）。勝利を積み重ねて皇帝の座についてほしい」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時11歳）と交配したヒルダズパッションが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2018年の近江特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額1億2,000万円（30万×400口）で一口馬主が募集された。

池江泰寿厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

12月27日、デビュー戦は武幸四郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は476kg。17頭立ての3番人気に推されて16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のコスモスコルピウスをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

3歳（2016年）

1月23日、中3週で迎えた2戦目は、F.ベリー騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の若竹賞（中山芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一歩一歩確実に差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のクィーンズベストを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

11月12日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

12月11日、中3週で迎えた4戦目は、3歳以上1000万下の境港特別（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でA.シュタルケ騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

4歳（2017年）

3月18日、約3か月の休み明けで迎えた5戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の須磨特別（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したタニノアーバンシーを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

4月15日、中3週で迎えた6戦目は、4歳以上1000万下の蓬莱峡特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では総身の力で末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のエルプシャフトを3/4馬身振り切って3勝目を獲得した。

5月28日、中5週で迎えた7戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のむらさき賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

10月8日、約4か月半の休養明けで迎えた8戦目は、3歳以上1000万下の鷹巣山特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川田将雅騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月3日、中3週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の近江特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川田将雅騎手（4戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

5歳（2018年）

4月28日、約6か月の休み明けで迎えた10戦目は、H.ボウマン騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の秩父特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

5月20日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下の調布特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（5戦1勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

9月1日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の弥彦特別（新潟芝1800m 外回り曇/重）に出走。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り8着に終わった。

10月7日、中4週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた13戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の清滝特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで敢闘したが、勝ったアグネスフォルテにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

11月3日、中3週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の近江特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（6戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のシンギュラリティをハナ差振り切って久しぶりに美酒を浴びた。

11月25日、中2週で迎えた15戦目は、J.モレイラ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のウェルカムステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、勝ったアップクォークにねじ伏せられてアタマ差の2着に惜敗した。

6歳（2019年）

4月14日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の難波ステークス（阪神芝1800m 外回り雨/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

6月15日、中8週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた17戦目は、3歳以上3勝クラスのジューンステークス（東京芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

7月27日、中5週で迎えた18戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの佐渡ステークス（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

10月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた19戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの甲斐路ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったシュヴァルツリーゼにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。