サーチェルスルー（2004年生、母サーチェルルージュ）

Satchel Through

2004.04.17

サーチェルスルー（2004年4月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「母名の一部＋～を貫いて。母親の思いを貫いてほしい」。毛色は鹿毛。種牡馬のフサイチコンコルド（当時11歳）と交配したサーチェルルージュが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）荻伏服部牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方10戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は2007年のリゲル特別(C2-1)。

プロフィール

基本情報

• 通算成績: 11戦5勝 [5-2-0-4/11]
• 総賞金 国内: 203万円
• 生年月日: 2004年4月17日
• 出生国: 日本
• 品種: サラブレッド
• 性別: 牡
• 毛色: 鹿毛
• 厩舎: 池田孝 川崎
• 馬主: （有）荻伏服部牧場
• 生産者: （有）荻伏服部牧場
• 抹消情報: 中央：2007年4月18日抹消; 地方：2008年10月9日抹消

パフォーマンス分析

• 勝利時最大着差 国内: 5馬身

ベストレース

• レース名: 3歳未勝利
• 日付/馬齢: 2007年3月24日/3歳
• コース: 阪神ダート1800m 右
• 着順: 7着
• オッズ/人気: 43.9倍/6番人気
• 馬番/頭数: 10番/10頭
• 天候: 雨 14.0℃
• 馬場状態/馬場速度: 良/極遅
• レースラップ: 平均=12.8/ラスト=12.6
• 通過順位: 4-4-4-5
• 馬体重 増減: 534kg
• 騎手 斤量: 酒井学 56.0kg

血統

概要

母のサーチェルルージュは中央1勝（阪神芝[1600m]）。祖母のブレーヴクイーンは中央2勝（京都ダ[1200m],阪神ダ[1800m]）。父のフサイチコンコルドは中央G1・1勝（東京芝[2400m]）。

近親馬

• • 半叔父: セルサス 2008/JPN/タイムパラドックス
  セルサス

※活躍馬のみ。

7代内クロス

種別	馬名	クロス	血量
き	Sir Gallahad＝Bull Dog	7×6	2.34%
き	Big Hurry＝Bimelech	7×7	1.56%
牡	Northern Dancer	4*4×5	15.62%
牡	Charlottesville	6×5	4.68%
牡	Nearco	6*6×6*7*7*7*7	7.81%
牡	Bull Lea	6×7*7	3.12%
牡	Prince Rose	6×7	2.34%
牡	Vieux Manoir	6×7	2.34%
牡	Hyperion	7*7×6*7*7*7	5.46%
牡S	Hail to Reason	5*6	4.68%
牡M	Nasrullah	5*6*7	5.46%
牝	Lalun	6×5	4.68%
牝	Lady Angela	6*6×6*7	5.46%
牝	Plucky Liege	7×7	1.56%

※き=ぜんきょうだいクロス。牡=牡馬クロス。牝=牝馬クロス。S=父系内のみ。M=母系内のみ。

5代血統表

父の父 Caerleon 1980 （USA）		Nijinsky 1967 （CAN）	Northern Dancer	Nearctic
				Natalma
			Flaming Page	Bull Page
				Flaring Top
		Foreseer 1969 （USA）	Round Table	Princequillo
				Knights Daughter
父 フサイチコンコルド 1993 （JPN）			Regal Gleam	Hail to Reason
				Miz Carol
		Sadler's Wells 1981 （USA）	Northern Dancer	Nearctic
				Natalma
父の母 バレークイーン 1988 （IRE）			Fairy Bridge	Bold Reason
				Special
		Sun Princess 1980 （GB）	イングリツシユプリンス	Petingo
				English Miss
			Sunny Valley	Val de Loir
				Sunland
母の父 メジロライアン 1987 （JPN）		アンバーシャダイ 1977 （JPN）	ノーザンテースト	Northern Dancer
				Lady Victoria
			クリアアンバー	Ambiopoise
				One Clear Call
		メジロチェイサー 1977 （JPN）	メジロサンマン	Charlottesville
				パラデイシア
母 サーチェルルージュ 1999 （JPN）			シエリル	スノツブ
				Chanel
		ブレイヴエストローマン 1972 （USA）	Never Bend	Nasrullah
				Lalun
母の母 ブレーヴクイーン 1992 （JPN）			Roman Song	Roman
				Quiz Song
		マルタカゼフアー 1982 （JPN）	テスコボーイ	Princely Gift
				Suncourt
			サイクロン	ライジングフレーム
				カツフジクイン

血統分類

• サイアーライン: ニジンスキー系
• ファミリーナンバー: 1-p

レース成績

日付	コース	レース名	1着馬 2着馬 着差	着 / 頭数	馬番	騎手	斤量	オッズ	人気	通過順位	上がり / 前3F	馬体重	増減	指数
2007/12/21 川崎	ダ1500m 良 晴	3歳	サプライズウィーク 1.8	8 / 14	2枠 2番	佐藤博紀	55kg		1人	13-12-9-9	40.5 / 39.9	534	+8
2007/09/20 旭川	ダ1600m 重 曇	浦河町職労結成60周年記念特別	(ニットウナデシコ) -1.0	1 / 11	6枠 6番	小林靖幸	55kg	1.7	1人	4-4-3-3	39.2	526	-8
2007/09/06 旭川	ダ1600m 稍 雨	トウカイテイオー賞	ピエールバスター 0.4	2 / 11	7枠 9番	小林靖幸	55kg	3.6	2人	2-2-1-1	40.9	534	+4
2007/08/16 旭川	ダ1000m 重 曇	リゲル特別	(ゴールドハンター) -0.4	1 / 7	4枠 4番	小林靖幸	55kg	2.9	1人	4-3	37.1	530	0
2007/07/25 旭川	ダ1600m 良 曇	ゼンノエルシド賞	ジョウノハイライト 0.2	2 / 9	8枠 11番	小林靖幸	55kg	2.0	1人	4-4-3-2	39.6	530	+2
2007/07/11 旭川	ダ1600m 良 曇	日本軽種馬登録協会特別	ライコウライデン 0.5	5 / 13	6枠 9番	小林靖幸	55kg	2.8	1人	2-2-1-1	41.1	528	0
2007/06/26 旭川	ダ1600m 良 曇	サウスヴィグラス賞	タグファイト 0.8	4 / 14	1枠 1番	小林靖幸	55kg	1.6	1人	1-1-1-1	41.8	528	-6
2007/06/13 旭川	ダ1600m 良 晴	室蘭白鳥大橋特別	(グレイスオペラ) -0.5	1 / 10	4枠 4番	小林靖幸	55kg	1.4	1人	2-2-1-1	40.3	534	0
2007/06/06 旭川	ダ1500m 良 曇	一般D2-1	(ダンスパーク) -1.0	1 / 11	7枠 8番	小林靖幸	55kg	1.4	1人	2-2-2-1	40.7	534	-20
2007/05/16 門別	ダ1200m 良 晴	一般D1-3	(ダッシュアゲン) -0.7	1 / 8	4枠 4番	小林靖幸	55kg	2.1	1人	3-1	37.6 / 36.8	554	+20
2007/03/24 阪神	ダ1800m 良 雨	3歳未勝利	ステラパラダイス 1.0	7 / 10	8枠 10番	酒井学	56kg	43.9	6人	4-4-4-5	38.7 / 38.9	534

※直前に感嘆符 !が付いている値は非公式の概算値。上がりタイムのハッシュ #の直後に続く数値は上がり順位。

経歴

デビュー前

服部利之厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2007年）

3月24日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/良）に出走。馬体重は534kg。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

5月16日、中7週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた2戦目は、小林靖幸騎手を鞍上に迎えて、一般D1-3（門別ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るダッシュアゲンを上がり1位の末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月6日、中2週で馬体重を前走から20kg絞って迎えた3戦目は、一般D2-1（旭川ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林靖幸騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のダンスパークに5馬身の差をつけて断然人気に応えた。

6月13日、連闘で迎えた4戦目は、室蘭白鳥大橋特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林靖幸騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のグレイスオペラに2馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

6月26日、中1週で迎えた5戦目は、サウスヴィグラス賞（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林靖幸騎手（3戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた6戦目は、日本軽種馬登録協会特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小林靖幸騎手（4戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。5着に沈んだ。

7月25日、中1週で迎えた7戦目は、ゼンノエルシド賞（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で小林靖幸騎手（5戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、勝ったジョウノハイライトから1馬身差の2着に敗北した。

8月16日、中2週で迎えた8戦目は、3歳戦のリゲル特別（旭川ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で小林靖幸騎手（6戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のゴールドハンターに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月6日、中2週で迎えた9戦目は、トウカイテイオー賞（旭川ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で小林靖幸騎手（7戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったピエールバスターから2馬身差の2着に敗北した。

9月20日、中1週で迎えた10戦目は、浦河町職労結成60周年記念特別（旭川ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で小林靖幸騎手（8戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のニットウナデシコに5馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

12月21日、約3か月の休み明けで迎えた11戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に敗れた。