カリスマテルコ（1997年生、母サイレントコール）

カリスマテルコ（1997年4月20日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアフリート（当時13歳）と交配したサイレントコールが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）川上牧場。戦績は、中央平地6戦1勝、地方17戦8勝。2002年の新世紀盃(ハンデ地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

鈴木伸尋厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2000年）

7月2日、デビュー戦はF.サンチェス騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は494kg。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

7月23日、中2週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でF.サンチェス騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のエルチャンスに3馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

8月27日、中4週で迎えた3戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

9月23日、中3週で迎えた4戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 雨/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く最後はスプリングアマインと並んで9着同着となった。

10月15日、中2週で迎えた5戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の高湯特別（福島ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4歳（2001年）

5月27日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1400m 曇/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はガス欠状態になり18着に終わった。

8月20日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から26kg戻して迎えた7戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のマウンテンベルに6馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月6日、中1週で迎えた8戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゴールドスターに4馬身の差をつけて3勝目を手中に収めた。

9月21日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、ハンデ戦の新涼特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のナックオフィスに約13馬身の大差をつけて4勝目を手にした。

10月11日、中2週で迎えた10戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3のクイーン賞（船橋ダート1800m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

11月5日、中3週で迎えた11戦目は、一般B3二（浦和ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のプラウドフットに5馬身の差をつけて5勝目を手に入れた。

12月4日、中3週で迎えた12戦目は、マルチフェイス特別（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（3戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取り、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のテスコクロスに約13馬身の大差をつけて勝利を手に入れた。

5歳（2002年）

1月31日、中7週で迎えた13戦目は、ハンデ地方重賞の新世紀盃（川崎ダート1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（4戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月26日、中3週で迎えた14戦目は、フレンドリーステッキ特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（5戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

9月17日、約7か月の休み明けで迎えた15戦目は、ハンデ戦の長月特別（船橋ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎隆之騎手（6戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のファイヤーマンに7馬身の差をつけて久しぶりの一戦を制した。

9月30日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデ戦のオパール特別（船橋ダート1700m 小雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で石崎隆之騎手（7戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のマキバアラシに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

10月28日、中3週で迎えた17戦目は、フェアリーテール賞（大井ダート1590m 内回り晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で石崎隆之騎手（8戦6勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を取り切り、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のダイワボンバーに1馬身の差をつけて制した。

12月5日、中4週で迎えた18戦目は、ハンデ戦の師走特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で石崎隆之騎手（9戦7勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

12月23日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦のクリスマス・マイルハンデ（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で石崎隆之騎手（10戦7勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

6歳（2003年）

5月29日、約5か月の休養明けで迎えた20戦目は、ハンデ戦の’03スターライトカップ（大井ダート1190m 晴/良）に出走。鞍上は桑島孝春騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

6月20日、中2週で迎えた21戦目は、薄暑特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（11戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

7月22日、中4週で迎えた22戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3のスパーキングレディーカップ（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

8月15日、中2週で迎えた23戦目は、牝馬限定のハンデ戦の’03クリスタルナイトカップ（大井ダート1590m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤隆騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に敗れた。