スタントマン（1989年生、母ミスババルー）

スタントマン（1989年4月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスリルシヨー（当時6歳）と交配したミスババルーが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（有）登別上水牧場。戦績は、中央平地10戦3勝2着2回、地方9戦0勝。1992年の皐月賞(G1)で3着に入った他、1992年の弥生賞(G2)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

渡辺栄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1991年）

9月8日、デビュー戦は角田晃一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝1200m 雨/良）に出走。馬体重は452kg。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサザンリードを次元の違う末脚で半馬身差し切って初白星を挙げた。

9月21日、中1週で迎えた2戦目は、2歳オープンの野路菊ステークス（中京芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るテイエムチカラを鮮やかな末脚で3/4馬身差し切って2勝目を獲得した。

10月27日、中4週で迎えた3戦目は、2歳オープンのいちょうステークス（東京芝1600m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で角田晃一騎手（2戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

11月17日、中2週で迎えた4戦目は、2歳オープンの京都3歳ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で角田晃一騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るツルマルタカオーを上がり2位の末脚で半馬身差し切って3勝目を掴み取った。

12月21日、中4週で迎えた5戦目は、2歳G3のラジオたんぱ杯3歳ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で角田晃一騎手（4戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったノーザンコンダクトにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

3歳（1992年）

3月8日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、3歳G2の弥生賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で角田晃一騎手（5戦3勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフさで最後まで敢闘したが、勝ったアサカリジェントにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

4月19日、中5週で迎えた7戦目は、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 雨/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は7戦連続で角田晃一騎手（6戦3勝）。17頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、最後はアサカリジェントと並んで3着同着となった。

5月31日、中5週で迎えた8戦目は、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で角田晃一騎手（7戦3勝）。18頭立ての6番人気で大外18番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

10月24日、約5か月の休養明けで迎えた9戦目は、カシオペアステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で角田晃一騎手（8戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。

4歳（1993年）

6月26日、約8か月の休養明けで迎えた10戦目は、テレビ愛知オープン（京都芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で角田晃一騎手（9戦3勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

12月5日、約5か月半の休み明けで迎えた11戦目は、菊池武騎手を鞍上に迎えて、一般（水沢ダート1800m 雪/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

12月19日、中1週で迎えた12戦目は、一般（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊池武騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

5歳（1994年）

4月10日、約3か月半の休み明けで迎えた13戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、桂樹杯（盛岡ダート1750m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月4日、中7週で迎えた14戦目は、三野宮通騎手を鞍上に迎えて、一般（水沢ダート1800m 曇/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6歳（1995年）

4月9日、約10か月半の休養明けで迎えた15戦目は、桂樹杯（盛岡ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は菊池武騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月6日、中3週で迎えた16戦目は、一般（水沢ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菊池武騎手（3戦0勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月4日、中3週で迎えた17戦目は、一般（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で菊池武騎手（4戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた18戦目は、すずらん賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菊池武騎手（5戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた19戦目は、一般（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で菊池武騎手（6戦0勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。