ニシノツルギダケ（1991年生、母カスバシロー）

ニシノツルギダケ（1991年4月28日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマラキム（当時8歳）と交配したカスバシローが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地4戦0勝2着1回、地方17戦9勝2着3回。主な勝ち鞍は1995年のゴールデンステッキ賞(D)。

経歴

デビュー前

松田正弘厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1994年）

5月8日、デビュー戦は田原成貴騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩やかなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では卓抜な伸び脚で驀進したが、キンジョウテンカに半馬身交わされて2着に敗北した。

11月26日、約6か月半の休養明けで迎えた3戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた4戦目は、藤井正輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではいい脚を見せられず15着に敗れた。

4歳（1995年）

9月10日、約9か月の休養明けで迎えた5戦目は、長橋秀樹騎手を鞍上に迎えて、一般D2ニ（上山ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のマウントエスパーに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月25日、中1週で迎えた6戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、一般D2ニ（上山ダート1700m 曇/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のザオーセイザンに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

10月8日、中1週で迎えた7戦目は、一般D2（上山ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のニイタカセンプーに2馬身の差をつけて3勝目をマークした。

10月24日、中1週で迎えた8戦目は、一般D1イ（上山ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小国博行騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月7日、中1週で迎えた9戦目は、山田延由騎手を鞍上に迎えて、ゴールデンステッキ賞（上山ダート1700m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のページェントに1馬身半の差をつけて4勝目を手にした。

11月19日、中1週で迎えた10戦目は、一般D1（上山ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山田延由騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったロッキートップからクビ差の2着に甘んじた。

12月10日、中2週で迎えた11戦目は、一般C2ハ（上山ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山田延由騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のレイザーホークに7馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

5歳（1996年）

4月15日、約4か月の休養明けで迎えた12戦目は、一般C1ロ（上山ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山田延由騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のミスターメンデスに4馬身の差をつけて久しぶりの一戦をモノにした。

4月28日、中1週で迎えた13戦目は、一般C1ハ（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山田延由騎手（4戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のハギノカズダンスに1馬身の差をつけて制した。

6歳（1997年）

4月12日、約11か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた14戦目は、晴山幹也騎手を鞍上に迎えて、一般B（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた15戦目は、一般B（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で晴山幹也騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月5日、中9週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた16戦目は、一般C1（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で晴山幹也騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のリュウフロリストに6馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

7月20日、中1週で迎えた17戦目は、五葉山賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で晴山幹也騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月2日、中1週で迎えた18戦目は、一般B（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で晴山幹也騎手（4戦1勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったトップトパーズから2馬身差の2着となった。

8月15日、中1週で迎えた19戦目は、一般B（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で晴山幹也騎手（5戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のスーパーステージに6馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月30日、中1週で迎えた20戦目は、一般B（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で晴山幹也騎手（6戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったトップトパーズからクビ差の2着に甘んじた。

9月15日、中1週で迎えた21戦目は、一般B（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で晴山幹也騎手（7戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。6着に敗れた。