ダイコーチケット（1998年生、母オリビアハート）

ダイコーチケット（1998年4月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のウイニングチケット（当時8歳）と交配したオリビアハートが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は守矢牧場。戦績は、中央平地14戦0勝、地方35戦8勝2着3回。主な勝ち鞍は2000年のフレッシュチャレンジ。

経歴

デビュー前

1歳のとき、守矢牧場から「北海道8月セレクト市場サラブレッド2歳」と「北海道10月市場サラブレッド2歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

米川伸也厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2000年）

5月31日、デビュー戦は米川昇騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は420kg。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月8日、連闘で迎えた2戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 雨/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のビジュウノワールに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

9月27日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、3歳（旭川ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤正弘騎手（1戦1勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた4戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのサッカーボーイ特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。8着に敗れた。

3歳（2001年）

1月14日、約3か月の休み明けで迎えた5戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり15着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた6戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の寒桜賞（京都芝1200m 曇/不良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい14着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた7戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のゆりかもめ賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた8戦目は、3歳500万下の水仙賞（中山芝2200m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

3月11日、中1週で迎えた9戦目は、3歳500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた10戦目は、高田潤騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝2200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

3月31日、連闘で迎えた11戦目は、柄崎将寿騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1800m 雪/重）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

4月21日、中2週で迎えた12戦目は、3歳500万下のゆきつばき賞（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柄崎将寿騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に終わった。

4月28日、連闘で迎えた13戦目は、3歳500万下（東京芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で柄崎将寿騎手（2戦0勝）。7頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた14戦目は、3歳500万下の夏木立賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

5月20日、連闘で迎えた15戦目は、3歳500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（3戦0勝）。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり10着に終わった。

6月2日、中1週で迎えた16戦目は、3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（4戦0勝）。18頭立ての17番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた17戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の水芭蕉特別（福島芝1800m 曇/稍重）に出走。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では伸びを欠き14着に終わった。

6月24日、連闘で迎えた18戦目は、3歳500万下のべにばな賞（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（5戦0勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

8月23日、中8週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた19戦目は、一般D1-3（旭川ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は斉藤正弘騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のサキノサンダーに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

9月12日、中2週で迎えた20戦目は、3歳戦のマゼラン特別（旭川ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤正弘騎手（3戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったサンダーアクションから1馬身差の2着に敗北した。

9月26日、中1週で迎えた21戦目は、3歳戦の花菖蒲特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は米川昇騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、2着のトウショウウィナーをクビ差制して3勝目をマークした。

10月9日、中1週で迎えた22戦目は、襟裳岬特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は斉藤正弘騎手（4戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のタイカンホープをクビ差制して勝利を手に入れた。

11月8日、中3週で迎えた23戦目は、門別軽種馬生産振興会特別（門別ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤正弘騎手（5戦3勝）。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のトウショウムーヴに半馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

11月27日、中2週で迎えた24戦目は、JA富川ルシナ特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で斉藤正弘騎手（6戦4勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4歳（2002年）

1月29日、中8週で迎えた25戦目は、山林堂信彦騎手を鞍上に迎えて、一般C1七（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

2月15日、中1週で迎えた26戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3月13日、中3週で迎えた27戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。最後は、2着のタキノチャンプをクビ差制して6勝目をつかんだ。

5月2日、中6週で迎えた28戦目は、一般C1四五（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったダンシングベルから3馬身差の2着に敗北した。

5月24日、中2週で迎えた29戦目は、一般C1三（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた30戦目は、一般C1三四（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。端を奪い、かなり遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のメリーベルに1馬身半の差をつけて優勝

7月12日、中4週で迎えた31戦目は、月華特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のローマンセブンに2馬身半の差をつけて優勝

10月7日、約3か月の間隔を開けて迎えた32戦目は、爽秋特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（5戦3勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた33戦目は、海ほたる特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で的場文男騎手（6戦3勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

11月15日、中3週で迎えた34戦目は、御成特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で的場文男騎手（7戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず6着に敗れた。

12月26日、中5週で迎えた35戦目は、ハッピーエンド特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で的場文男騎手（8戦3勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に敗れた。

5歳（2003年）

1月9日、中1週で迎えた36戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のグッドラック特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に終わった。

1月29日、中2週で迎えた37戦目は、野崎武司騎手を鞍上に迎えて、昇龍特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

2月26日、中3週で迎えた38戦目は、金子正彦騎手を鞍上に迎えて、玄武特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったメルクリオスに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

3月30日、中4週で迎えた39戦目は、一ノ瀬亨騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の春風特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず13着に敗れた。

4月16日、中1週で迎えた40戦目は、踏青特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は金子正彦騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず9着に終わった。

5月28日、中5週で迎えた41戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、豊平川特別（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月12日、中1週で迎えた42戦目は、朝里川特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた43戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、豊富ミルク特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた44戦目は、レグルス特別（旭川ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月17日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた45戦目は、川島雅人騎手を鞍上に迎えて、スターマイン特別（旭川ダート1600m 曇/稍重）に出走。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた46戦目は、静内川特別（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川島雅人騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた47戦目は、アポイ山荘特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島雅人騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた48戦目は、岡島玉一騎手を鞍上に迎えて、三石川特別（門別ダート1800m 雨/不良）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月24日、中7週で迎えた49戦目は、高橋哲也騎手を鞍上に迎えて、冬菊特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。