アフタヌーンブレス（1995年生、母サニースルー）

アフタヌーンブレス（1995年4月22日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノーザンテースト（当時24歳）と交配したサニースルーが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地40戦4勝2着7回、地方3戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2000年の5歳以上900万下。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額3,000万円（75万×40口）で一口馬主が募集された。

池江泰郎厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1998年）

4月26日、デビュー戦は高橋康之騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は448kg。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。

5月10日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（京都芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で高橋康之騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて16番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のエイシンオンワードをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

5月30日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳500万下（中京芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で高橋康之騎手（2戦1勝）。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

6月20日、中2週で迎えた4戦目は、清山宏明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の仁山特別（函館芝1200m 小雨/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

7月12日、中2週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で清山宏明騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

9月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、4歳以上500万下の箕面特別（阪神芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は高橋康之騎手（3戦1勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、息の入らないペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、アドマイヤソヴリンに半馬身交わされて2着となった。

10月10日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋康之騎手（4戦1勝）。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に沈んだ。

10月25日、中1週で迎えた8戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の土湯特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、速いペースで集団を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はタレてしまい13着に敗れた。

11月21日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は高橋康之騎手（5戦1勝）。18頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

12月6日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で高橋康之騎手（6戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

12月15日、連闘で迎えた11戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、師走特別（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったロードオブデザートにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

12月26日、中1週で迎えた12戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

4歳（1999年）

1月8日、中1週で迎えた13戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップヴイーナスA賞（中京(地)ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月10日、中4週で迎えた14戦目は、初花月特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

3月6日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は高橋康之騎手（7戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

4月10日、中4週で迎えた16戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1600m 雨/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

5月15日、中4週で迎えた17戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

6月5日、中2週で迎えた18戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はタレてしまい15着に敗れた。

7月3日、中3週で迎えた19戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館ダート1000m 小雨/良）に出走。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

7月10日、連闘で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

7月24日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（函館芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず5着に終わった。

8月1日、連闘で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で池添謙一騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。

8月22日、中2週で迎えた23戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着を確保した。

9月12日、中2週で迎えた24戦目は、白坂聡騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入った。

10月9日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（4戦0勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（5戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、シャンハイブルースに交わされて4馬身差の2着となった。

11月6日、中1週で迎えた27戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（6戦0勝）。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、セイントビクトリアに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

11月21日、中1週で迎えた28戦目は、竹之下智昭騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

12月4日、中1週で迎えた29戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹之下智昭騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、リンクスオブタイムにクビ差交わされて2着に惜敗した。

12月18日、中1週で迎えた30戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（7戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、息の入らないペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のスズカリオンに2馬身半の差をつけて久々に美酒を浴びた。

5歳（2000年）

2月19日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた31戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（8戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして、最後は2着のグッバイマイラブをクビ差振り切って3勝目を獲得した。

3月4日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた32戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（9戦2勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた33戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で池添謙一騎手（10戦2勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフさで最後まで敢闘したが、グリーンプラネットにクビ差交わされて2着に惜敗した。

4月2日、中1週で迎えた34戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で池添謙一騎手（11戦2勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では生来の闘争本能でどうにかこうにかゴールまで走り切り、3着に入った。

4月16日、中1週で迎えた35戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で池添謙一騎手（12戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナで最後まで踏ん張ったが、スリーリバティーに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

4月29日、中1週で迎えた36戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で池添謙一騎手（13戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では生得の持久力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のキスミーキャンドルをクビ差振り切って4勝目を収める

5月13日、中1週で迎えた37戦目は、5歳以上900万下の御池特別（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で池添謙一騎手（14戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。

10月22日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた38戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の天王山特別（京都ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に敗れた。

11月11日、中2週で迎えた39戦目は、4歳以上900万下の山科特別（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（15戦3勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい9着に終わった。

11月18日、連闘で迎えた40戦目は、4歳以上900万下の比良山特別（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は高橋亮騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた41戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（16戦3勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、ワイオミングガールに半馬身交わされて2着となった。

12月16日、中1週で迎えた42戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

12月23日、連闘で迎えた43戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（17戦3勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。