サッキーヘラクレス（2014年生、母ハートフルビコー）

サッキーヘラクレス（2014年3月17日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のロージズインメイ（当時14歳）と交配したハートフルビコーが14歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は斉藤政志。2017年のサラブレッド大賞典(地方重賞)で2着に入った他、2017年の北日本新聞杯(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、斉藤政志から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、石川県馬主協会によって270万円で落札された。

加藤和義厩舎（金沢）へ入厩。

2歳（2016年）

8月9日、デビュー戦は中島龍也騎手を鞍上に据えて、2歳（金沢ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。4頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り続けて、最後は2着のアポテオシスに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

8月21日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦のサードニクス賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中島龍也騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったヴィーナスアローに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

10月4日、中5週で迎えた3戦目は、2歳戦の珠洲まるかじり特別（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で中島龍也騎手（2戦1勝）。5頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったヤマミダンスに詰め切れず、8馬身差の2着となった。

10月18日、中1週で迎えた4戦目は、2歳（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で中島龍也騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のフジサンショートを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

11月1日、中1週で迎えた5戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の兼六園ジュニアカップ（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた6戦目は、2歳（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るディターミネイトを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月27日、中1週で迎えた7戦目は、2歳地方重賞の金沢ヤングチャンピオン（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に敗れた。

12月13日、中1週で迎えた8戦目は、2歳戦のGIO特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で吉原寛人騎手（3戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

3歳（2017年）

1月27日、中5週で迎えた9戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

2月16日、中2週で迎えた10戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で平瀬城久騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

3月19日、中3週で迎えた11戦目は、3歳戦の若駒賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は中島龍也騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

4月23日、中4週で迎えた12戦目は、3歳A2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中島龍也騎手（5戦2勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

5月9日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦の千枚田田植え特別（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で中島龍也騎手（6戦2勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

5月21日、中1週で迎えた14戦目は、3歳地方重賞の北日本新聞杯（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中島龍也騎手（7戦2勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、勝ったヤマミダンスに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

6月20日、中3週で迎えた15戦目は、3歳地方重賞の石川ダービー（金沢ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で中島龍也騎手（8戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた16戦目は、3歳戦の河北門カップ（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で中島龍也騎手（9戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のカトリーヌスリジエに3馬身の差をつけて勝利をモノにする

8月1日、中3週で迎えた17戦目は、3歳地方重賞のMRO金賞（金沢ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で中島龍也騎手（10戦3勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

8月22日、中2週で迎えた18戦目は、一般C1二（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で中島龍也騎手（11戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るムーンファーストを次元の違う末脚で半馬身差し切って5勝目を挙げた。

9月10日、中2週で迎えた19戦目は、3歳地方重賞のサラブレッド大賞典（金沢ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で中島龍也騎手（12戦4勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したヤマミダンスを差し切れず、1馬身差の2着となった。