ヒノデダイセツ（1989年生、母ヒメアサヒ）

ヒノデダイセツ（1989年6月7日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のウインザーノット（当時9歳）と交配したヒメアサヒが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ヒノデファーム。戦績は、中央平地22戦4勝2着2回、中央障害5戦1勝、地方11戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1993年の豊明特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

坪憲章厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1992年）

12月5日、デビュー戦は芹沢純一騎手を鞍上に据えて、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は508kg。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

12月20日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、山田和広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2500m 小雨/良）に出走。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

4歳（1993年）

2月7日、中6週で迎えた3戦目は、5歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は芹沢純一騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、勝ったコウエイダイヤを3/4馬身捉え切れず2着となった。

2月14日、連闘で迎えた4戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のウインメッセージに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

2月27日、中1週で迎えた5戦目は、5歳以上500万下の志賀島特別（小倉芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で芹沢純一騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

3月13日、中1週で迎えた6戦目は、5歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で芹沢純一騎手（4戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

4月24日、中5週で迎えた7戦目は、久保田英敬騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の糸魚川特別（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

5月8日、中1週で迎えた8戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、勝ったスロクファクトに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

5月22日、中1週で迎えた9戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神芝2000m 雨/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のスズカブルボンに1馬身半の差をつけて2勝目を挙げた。

6月19日、中3週で迎えた10戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の西陣特別（京都芝2000m 雨/重）に出走。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月17日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の英彦山特別（小倉芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で岸滋彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るエイユーサンバーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけてファンの高評価に応えた。

8月7日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下のサマーステークス（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岸滋彦騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

8月14日、連闘で迎えた13戦目は、4歳以上900万下のTVQ杯（小倉芝1800m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で岸滋彦騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入った。

9月5日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下の日南特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岸滋彦騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

10月2日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下の夕月特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岸滋彦騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

10月17日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下（京都芝1800m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で岸滋彦騎手（6戦1勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が鈍り5着に敗れた。

11月6日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上900万下の北大路特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で岸滋彦騎手（7戦1勝）。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

11月27日、中2週で迎えた18戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の豊明特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のスイホービートを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

12月26日、中3週で迎えた19戦目は、’93フェアウェルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦1勝）。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

5歳（1994年）

10月9日、約9か月半の休養明けで迎えた20戦目は、G2の京都大賞典（阪神芝2500m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は岸滋彦騎手（8戦1勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい10着に終わった。

10月30日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦の古都ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で岸滋彦騎手（9戦1勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた22戦目は、桂川ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岸滋彦騎手（10戦1勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では脚を伸ばせず12着に敗れた。

12月11日、中3週で迎えた23戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 雨）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のマヤノギャラクシーに2馬身半の差をつけて優勝

6歳（1995年）

1月29日、中6週で迎えた24戦目は、障害5歳以上400万下（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。10着に敗れた。

2月19日、中2週で迎えた25戦目は、障害5歳以上400万下（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で林満明騎手（2戦1勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。9着に敗れた。

3月18日、中3週で迎えた26戦目は、障害5歳以上400万下（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で林満明騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月16日、中3週で迎えた27戦目は、障害5歳以上400万下（京都障害芝→ダート2910m 小雨）に出走。鞍上は5戦連続で林満明騎手（4戦1勝）。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

6月14日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた28戦目は、坂口義幸騎手を鞍上に迎えて、パール特別（名古屋ダート1800m 小雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月12日、中3週で迎えた29戦目は、マイル争覇（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂口義幸騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。12着に終わった。

9月6日、中7週で迎えた30戦目は、サファイア特別（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂口義幸騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったハクリュウセンプーから3馬身差の2着となった。

9月19日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた31戦目は、東海キング（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂口義幸騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月10日、中2週で迎えた32戦目は、地方重賞のゴールド争覇（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂口義幸騎手（4戦0勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月1日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた33戦目は、中京スポ杯（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で坂口義幸騎手（5戦0勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた34戦目は、トパーズ特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で坂口義幸騎手（6戦0勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。11着に終わった。

12月6日、中2週で迎えた35戦目は、ターコイズ特別（名古屋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で坂口義幸騎手（7戦0勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。11着に終わった。

7歳（1996年）

1月4日、中3週で迎えた36戦目は、新春グランプリ（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で坂口義幸騎手（8戦0勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。10着に終わった。

1月22日、中2週で迎えた37戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、万両特別（名古屋ダート1800m 雨/良）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4月19日、約3か月の間隔を開けて迎えた38戦目は、福重正吾騎手を鞍上に迎えて、マーガレット特別（名古屋ダート1400m 雨/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。競走中止となった。