エリアント（2016年生、母メンフィスベル）

エリアント（2016年5月21日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のエスポワールシチー（当時11歳）と交配したメンフィスベルが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は築紫洋。2018年の秋風ジュニアで2着に入った他、2018年のジュニアクラウンで3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、築紫洋から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

佐久間雅貴厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2018年）

6月13日、デビュー戦は石川倭騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 雨/不良）に出走。馬体重は420kg。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のスターインステルスを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

7月17日、中4週で迎えた2戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ3（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（1戦1勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

7月31日、中1週で迎えた3戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのカーネリアン特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた4戦目は、2歳（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は石川倭騎手（2戦1勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい4着に終わった。

9月6日、中2週で迎えた5戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの秋風ジュニア（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったボルドープラージュに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

10月4日、中3週で迎えた6戦目は、2歳オープンのジュニアクラウン（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で筒井勇介騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月23日、中2週で迎えた7戦目は、2歳地方重賞のゴールドウィング賞（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で筒井勇介騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のラブミーチャン記念（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で筒井勇介騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

11月26日、中2週で迎えた9戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳M2のプリンセスカップ（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に終わった。

12月13日、中1週で迎えた10戦目は、2歳オープンのジュニアキング（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤原幹生騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に敗れた。

12月30日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のライデンリーダー記念（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤原幹生騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

3歳（2019年）

1月9日、中0週で迎えた12戦目は、3歳戦の若松特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤原幹生騎手（3戦0勝）。6頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい3着に敗れた。

2月26日、中6週で迎えた13戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳A B（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3月12日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた14戦目は、3歳A B（園田ダート1230m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

3月26日、中1週で迎えた15戦目は、3歳A B（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦0勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

4月16日、中2週で迎えた16戦目は、鴨宮祥行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳地方重賞の東海クイーンカップ（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に敗れた。

5月23日、中4週で迎えた17戦目は、木之前葵騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のぎふ清流カップ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

6月14日、中2週で迎えた18戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、3歳A B（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

7月5日、中2週で迎えた19戦目は、3歳C2（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は鴨宮祥行騎手（1戦0勝）。6頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く4着に終わった。

7月26日、中2週で迎えた20戦目は、3歳戦のブーゲンビリア賞（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は大山真吾騎手（1戦0勝）。6頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり3着に敗れた。

8月8日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に終わった。

8月28日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 雨/不良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で大山真吾騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

9月18日、中2週で迎えた23戦目は、田野豊三騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジャマイカムーンに6馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

10月3日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上C2四（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田野豊三騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

10月23日、中2週で迎えた25戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2四（園田ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、グヴィアズダにクビ差交わされて2着に甘んじた。

11月19日、中3週で迎えた26戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田野豊三騎手（2戦1勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

12月19日、中3週で迎えた27戦目は、石堂響騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

12月30日、中1週で迎えた28戦目は、3歳以上C2（園田ダート820m 曇/不良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

4歳（2020年）

1月16日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上C3二（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大山真吾騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

2月4日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上C3一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は鴨宮祥行騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月27日、中2週で迎えた31戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で鴨宮祥行騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず4着に敗れた。

3月19日、中2週で迎えた32戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鴨宮祥行騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず4着に敗れた。

4月8日、中2週で迎えた33戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鴨宮祥行騎手（5戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた34戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は大山真吾騎手（5戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るメイショウナガヨリを目の覚めるような末脚で3/4馬身差し切って優勝

5月6日、中1週で迎えた35戦目は、4歳以上C2三（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は鴨宮祥行騎手（6戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月27日、中2週で迎えた36戦目は、4歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大山真吾騎手（6戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったエイシンコトダマを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

6月17日、中2週で迎えた37戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は鴨宮祥行騎手（7戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったメイショウイヤサカに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

7月9日、中2週で迎えた38戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鴨宮祥行騎手（8戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

7月29日、中2週で迎えた39戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で鴨宮祥行騎手（9戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったワンダークラッシーに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

8月12日、中1週で迎えた40戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のジューンチキータをハナ差振り切って1着ゴールを果たした。