アクアリーブル（2017年生、母アスカリーブル）

アクアリーブル（2017年3月13日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のパイロ（当時12歳）と交配したアスカリーブルが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は新生ファーム。2020年の関東オークス(牝Jpn2)で2着に入った他、2020年の東京プリンセス賞(牝S1)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

角川秀樹厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2019年）

5月15日、デビュー戦は桑村真明騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は494kg。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、で集団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

5月29日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るマルハチアポロンを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って初勝利を挙げた。

6月19日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた3戦目は、2歳（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（2戦1勝）。6頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず4着に終わった。

7月17日、中3週で迎えた4戦目は、2歳（門別ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で桑村真明騎手（3戦1勝）。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず3着に終わった。

8月15日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、加藤誓二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞のフルールカップ（アメリカンペイト（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた6戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞のリリーカップ（門別ダート1200m 曇/重）に出走。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に終わった。

9月19日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のフローラルカップ（タリスマニック（門別ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（4戦1勝）。11頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた8戦目は、2歳（門別ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（5戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

10月17日、中1週で迎えた9戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ10（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（6戦1勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

10月27日、中0週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた10戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、2歳M3の知床賞（盛岡ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして、最後は2着のシンボを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

3歳（2020年）

1月8日、中9週で馬体重を前走からさらに21kg減らして迎えた11戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦のラーメン&bar 963賞（船橋ダート1500m 曇/重）に出走。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したルシーニュを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

1月21日、中1週で迎えた12戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの’20桃花賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。15頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天授の敢闘精神でゴールまで頑張り、3着に入った。

2月19日、中3週で迎えた13戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳S2のユングフラウ賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したレイチェルウーズを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

3月25日、中4週で迎えた14戦目は、牝馬限定3歳S1の桜花賞（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のテーオーブルベリーを3/4馬身振り切って制した。

4月28日、中4週で迎えた15戦目は、牝馬限定3歳S1の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のリヴェールブリスに1馬身3/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月10日、中5週で迎えた16戦目は、牝馬限定3歳Jpn2の関東オークス（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったレーヌブランシュにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

10月15日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた17戦目は、牝馬限定3歳オープンのサルビアカップ（川崎ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（3戦1勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月11日、中3週で迎えた18戦目は、牝馬限定3歳S1のロジータ記念（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（4戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ルイドフィーネに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

12月30日、中6週で迎えた19戦目は、牝馬限定S3の東京シンデレラマイル（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で矢野貴之騎手（5戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

4歳（2021年）

2月11日、中5週で迎えた20戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、S3の報知グランプリカップ（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

3月16日、中4週で迎えた21戦目は、柏の葉オープン（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（6戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、アドマイヤゴッドに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

4月8日、中2週で迎えた22戦目は、S2のグランドマイラーズ（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（7戦1勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

5月12日、中4週で迎えた23戦目は、牝馬限定S3のしらさぎ賞（浦和ダート1400m 曇/良）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（8戦1勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

6月17日、中4週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた24戦目は、BTC創立30周年記念特別1（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（7戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が悪くなり6着に敗れた。

7月1日、中1週で迎えた25戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、ハービンジャー・プレミアム（門別ダート1800m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

2021年11月16日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。